ルークス芦屋クリニック 城谷昌彦院長(当研究会の常務理事)のインタビュー動画『研究会設立への想い-vol.1-』は、もうご覧いただきましたでしょうか?
本日、vol.2(後編)『腸内フローラ移植の可能性』をアップしました。
・腸内フローラ移植とは?
・腸内フローラ移植に期待することは?
・研究会常務理事としての今後の活動
城谷先生の腸内フローラ移植にかける想い、ぜひご覧ください!
一般的な治療法には、痛みや熱といった症状を薬などで取り除く対症療法、身体に取り入れる栄養バランスを見直す、腸内環境を整える、あるいはストレスや考え方のクセに焦点をあてて対処する原因療法とが存在します。ルークス芦屋クリニックでは、医師は各人に備わる自己治癒力を高めるツールだという考えのもと、2つの療法を統合したオーダーメイド医療を提供しています。
最初、移植の概念を聞いたとき「人の便を体に入れるなんて、突拍子もないことがあるのか。」と思いましたが、よくよく考えてみると、腸内フローラが果たす役割を調べれば調べるほど、有効な方法なんじゃないかと思ってきました。
むしろ、当院が目指している根本治療には欠かせない治療方法になってくるのではないかと思い、期待をもって注目するようになりました。
実は当院でも、腸内フローラ移植ができないかと思い色々と道具を揃えたりなどし、画策していました。しかし、移植に必要なドナー探しが一番ネックになり、断念した経緯があります。
清水式 腸内フローラ移植では、すでにドナーバンクが設立されています。ドナーバンクを活用していくことで、飛躍的にこの腸内フローラ移植というものが多くの患者様に恩恵をもたらすのではないかということを期待しています。
大学では、生理食塩水を使うのが基本的な移植の手技になっているのですが、清水式では特殊な菌液を使うということで、関心が高まりました。
これからは実際の生理食塩水と比べていかに効果があるのかということを、私たちが実際にデータで実証をし、エビデンスを出して行くことが非常に大事だと思っています。
腸内フローラ移植に対し、効果があるのは私自身が体感してわかっているし、必ず、注目される菌液になるであろうと確信しています。
まずは多くの方に、腸内フローラ移植という選択肢があるのだということを知っていただきたいと思います。その上で、様々な治療を試したものの、なかなか良くならない難病で困っていらっしゃる方の手助けになれば幸いです。
理事として、この研究会を通して多くの方に知っていただけるように啓蒙活動に力を入れていきたいと思っています。