2019年12月26日
2019年2月2日(土) 大阪にて定期勉強会を開催いたしました。
今回の議題は、倫理委員会と今年から実施予定である移植の前後に行う血液検査のことで、活発な議論が交わされました。
昨年の4月から臨床研究法が改正され、臨床研究を行う上でのガイドラインが一層厳しくなっています。腸内フローラ移植は、現在複数の大学で治験が行われていますが、民間の医療機関が研究会として組織だった形式で臨床研究を行っているのは、現時点で国内では他にありません。
法の規制も整備されていない中で、独自に学術的、科学的な臨床研究を積み重ね、より安全に効果のある治療として確立するために日々研鑚を重ねています。
腸内フローラ移植の前後に血液検査を取り入れることで、移植による腸内フローラ(腸内細菌)のバランスの変化だけではなく、より詳しく腸内細菌と体の変化の関係性を調べることになりました。
臨床報告としては、当研究会 専務理事であるルークス芦屋クリニック 院長 城谷先生の症例報告を発表していただきました。複数の医療機関で移植を受けた患者様の症例を、研究会に所属する医療機関の先生方と共有することにより、より深く腸内フローラ移植を理解する貴重な機会を設けています。
今年度も定期的な勉強会を開催してまいります。
腸内フローラ移植の発展、ご期待ください。