今日はいよいよ総会直前スペシャルの最終回です。
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実は、研究会としてぜひとも共同研究をしたいとラブコールを送りまくっている先生がいます。
この度、第3回の総会で講師としてお招きできることになりました!!
私はまだお目にかかったことがないのですが、THE☆本物の研究者という感じの方だそうで、世界的に活躍されている方です。
ご紹介します。
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所
ワクチン・アジュバント研究センター
センター長 國澤 純 先生
ワクチンとは、人間の持つ免疫(主に獲得免疫)のしくみを利用して、将来起こりうる感染症を予防する助けになるものです。
インフルエンザなどでお馴染みですね。
アジュバントというのは私も初めて聞きましたが、ワクチンのお助けマンのような存在です。
ウェブサイトを拝見しているとめちゃくちゃ面白くて、ついつい読み込んでしまいました。
その中でも一番興味をひかれたのが下記の箇所。
また、ワクチンはウイルスや細菌による感染症以外の病気にも使えるように応用が進んでおります。例えばがんやアルツハイマー、糖尿病や高血圧などの生活習慣病に対するワクチン、花粉や食物などのアレルギーに対するワクチンです。
ワクチンとは|ワクチン・アジュバント研究センター Center for Vaccine & Adjuvant Research
実はこの施設、Natureでも取り上げられたことがあるそうです。
(参考)The best ingredients make the best vaccines
タバコにはニコチンを抗原と認識するワクチンを、肥満には食欲を感じさせるホルモンに対するワクチンを。
まさに免疫界のテイラーメイド。
むちゃくちゃかっこいいですね。
免疫を語る上で欠かせないのが腸管免疫であることは、皆さまご存知のとおりです。(免疫の7割が腸にあるとも言われます)
そして腸管免疫を語る上で欠かせないのが、そう、腸内細菌です。
ワクチン・アジュバント研究センターでは、その分析技術を強みに「食事」「腸内細菌」「腸管免疫」の有り様についての研究も進めておられるそうです。
皆さま、9/23(月)は祝日です。
ぜひ國澤先生の講演を聞きにいらしてください!
本講演では食事や腸内細菌と健康との関係に関する基礎研究とそこから得られた知見を応用した創薬や機能性食品開発への展開について、アレルギーとの関連も含め我々の知見を中心に紹介したいと思います。
さらには我々が独自に日本各地に立ち上げたコホート研究の紹介、さらにはそこから得られた腸内環境と地域特性との関わりに関する知見と社会実装に向けた取り組みなども紹介したいと思います。