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アトピー性皮膚炎・肥満10代男児 -腸内フローラ移植症例紹介

症例紹介 10代男児 アトピー性皮膚炎・肥満(経過観察中)

要約

小さい時からアトピー性皮膚炎でステロイド治療を続けていた。その後、アレルギー性鼻炎も発症。皮膚科と耳鼻科での投薬治療をしていた。全身に痒疹じょうの皮疹が散在していて包帯を四肢に常に巻いている状態でかゆみが常にあった。また、かゆみのためか集中力がなく注意散漫も気にあるとのことであった。肥満傾向。移植をすることで肥満解消、痒疹状の皮膚もよくなっている。

基本情報

患者様: 10代 男児
主治医: はるなクリニック
移植担当医療機関: はるなクリニック

初診時情報

病名: アトピー性皮膚炎・肥満
発症時期: 幼児期
移植目的: アレルギー、肌トラブル、ダイエット、その他(アトピー性皮膚炎)
主訴: 湿疹とかゆみ、肥満傾向
服薬中の薬: アレロック、ビオスリー、漢方薬
既往歴: なし
経緯、家族歴、生活習慣、サプリメントの利用状況など: 弟が食物アレルギー

移植情報

移植期間: 2018年4月6日〜2019年11月30日
移植回数: 13回
移植初回〜移植終了までの変化:
移植初回後は少し便通が良くなったが6回まではなかなか皮疹やかゆみはよくならなかった。ただ、肥満傾向は改善してスリムになった。6回目以降、追加移植を重ねていくうちに皮疹が落ち着いてきて2019年の夏にも悪化せずに落ち着いていた。
一旦、よくなったので8回で移植を終了していたが2019年春ごろからかゆみが増していたので再度追加移植を開始した。2019年秋ごろより皮疹やかゆみは落ちついてきている。
しかし心理的な影響で四肢の包帯は取ることをしない。

【1回目移植時問診】
診察時も常に体を掻いている状態で落ち着きがない。アレルギー性鼻炎で常に鼻をすすっている、肥満。
【2回目移植時問診】
アトピーの症状は前回から変わらず、痒みもひどい。全身、痒疹状で血が出ているところもある。
⇒主治医より:スナック菓子をやめるように提案
【3回目移植時問診】
皮疹の状態は変わらない、かゆみはきつい。食事は家ではグルテンフリー・カゼインフリー、砂糖、化学調味料、スナック菓子の除去ができている。本人の自覚もでてきた。少しだけスリムになったような感じ。
【4回目移植時問診】
皮膚のかゆみは少しよくなったが皮疹は変わらず。ステロイド使用により、来院時は少し落ち着いていた。食事制限も基本的なところは守れている。
【5回目移植時問診】
かゆみは相変わらずある。
湿疹は痒疹タイプでステロイドでコントロールしている状態。食事は改善してきている。体重は変わらないが身長が伸びて少しスリムになってきた。
【6回目移植時問診】
皮膚の方は少しよくなっている。ステロイドと抗アレルギー剤使用。
【7回目移植時問診】
湿疹は全身がかなり良くなっている。漢方薬の処方開始。体重も順調に減ってスリムになり、肥満は解消されている。食事内容も改善されている。
【8回目移植時問診】
痒疹は平らになり散在している状態でほぼ色素沈着できれいになっている。かゆみもかなり軽減した。体重も順調に減少しており現在はスリムになっている。
【9回目・10回目移植時問診】
夏にスキンケアできなくて悪化。ステロイド使用。
【11回目移植時問診】
涼しくなり痒疹はおさまった。皮膚はきれいになっている。
【12回目移植時問診】
かゆみはないが皮疹が時々背中に出る。皮疹の色素沈着が残っているのが気になり手足の包帯はいつもつけている。皮膚は乾燥もなくしっとりしている。
【13回目移植時問診】
皮疹はかなり良くなっていて落ち着いている。本人は人目を気にするので包帯をいつもしているが体や四肢には皮疹はほとんど出ていない。

移植終了後の変化:
皮疹は、たまにステロイド使用している。スリムな体型は維持している。心理的にまだ四肢の包帯はとることができない。

評価・考察

移植評価: 症状の中程度の改善
移植前後フローラバランス検査の変化: 乳酸菌とビフィズス菌の割合は減ってきているがクロストリジウムの多様性が出てきている
血液検査の変化: 実施していない
POMS2スコア変化: 実施してない

<腸内フローラバランス 移植前後比較データ>

本人の体感(アンケートより):
肥満は解消してアレルギーの程度もよくなってきている。
移植をして、かゆみも落ち着いているとのこと。
有害事象の有無:
なし
移植総評・考察:
本人の希望で9回目以降の移植を行っている。移植をするとよくなっている感じがするとのこと。13回の移植をして、移植した菌がうまく育っているように思われる。
肌の回復力も早くなっている。鼻炎はまだ改善が良くないので今後、菌液を育てながら食生活も工夫して改善に向けていきたい。

以上


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