移植中は、軽度から中等度の改善。
(移植同日の帰りには早速、周囲の方がわかるくらい)
しかし、コンビニや喫煙等のため、移植の効果が持続できなかった可能性はあり。
今後、状況を見ながら、追加説明を継続。
移植中は本人の自覚症状も良好。
患者様: | 30代男性 |
主治医: | グレースメディカルクリニック |
移植担当医療機関: | グレースメディカルクリニック |
病名: |
統合失調症 躁鬱 |
発症時: | 15歳くらい |
移植目的: | イライラ、癇癪 疲れやすい |
主訴: | 考えがまとまらないような症状あり、思春危機症といわれた。
徐々にひきこもり傾向になり |
服薬中の薬: | ロラゼパム、シクレスト、リスペリドン |
既往歴: | |
経緯、家族歴、生活習慣、サプリメントの利用状況など: | タバコ |
移植期間: | 2019年6月5日〜2019年11月25日 |
移植回数: | 6回 |
移植初回〜移植終了までの変化: |
【1回目移植時】 (本人より) 本人も少し良くなってるのを自覚。 お腹の調子も悪くない。 夜も寝れてる。食欲も普通にある。 煙草も増えてない。 (家族より)日が経つほど落ち着いてきた。来院時も安定している。 家族の留守が増えたが、あまり問題になることもない。 精神的には、今が一番落ち着いているとのこと。 【2回目移植時問診】 (家族より)今回はあまり変わらなかったような・・・
悪くなったわけではないが、よくなったという感じが少なかった。 (本人より)幻聴はすこしはいいが、まだ残存。
その悩みが取れずに気分は少し不安定。 いろいろとまわりから言われている(幻聴) 便の性状も変わらず。便秘、下痢なし。食欲も安定してる。 【3回目移植時問診】 【4回目移植時問診】 POMS2の問診に対してきちんと自分で考えて返答。 【5回目移植時問診】 |
移植終了後の変化: |
便通、倦怠感、冷え性、むくみは改善傾向あり。
気分的にも変化 (良くなっている)
|
移植評価: | 症状の明らかな改善 |
移植前後フローラバランス検査の変化: | [移植前]2019年6月実施
多様性に乏しい
・C. cluster Blautiaが多すぎる。一時的に宿主を保護するために増える菌だが、これまでも継続していたのであれば、慢性炎症を起こしていた可能性あり
・C. cluster14ab、Ⅳ、Blautiaの比率から推測するに、交感神経優位で、思い込みの激しさやイライラ、不眠などの症状がうかがえる
・Bacteroidesも存在するが、有機酸を出して脳への信号を適切に送るためには、食物繊維の摂取、肉と魚からバランスよく動物性蛋白質を摂取しなければならない
[移植中]なし [移植後]2019年11月 |
血液検査の変化: | データなし |
POMS2スコア変化: | なし |
<腸内フローラバランス 移植前データ>
本人の体感(アンケートより): |
返信なし |
有害事象の有無: |
なし |
移植総評・考察: |
腸内細菌の多様性に乏しい。 各菌より考察すると。交感神経優位で、思い込みの激しさやイライラ、不眠などの症状がうかがえる。有機酸を出して脳への信号を適切に送るためには、食物繊維の摂取、肉と魚からバランスよく動物性蛋白質を摂取しなければならない。 移植中は、軽度から中等度の改善と思われました。移植同日の帰りには早速、周囲の方がわかるくらいの改善でした。 |
<腸内フローラバランス 移植後データ>
本人の体感(アンケートより): |
返信なし |
有害事象の有無: |
なし |
移植総評・考察: |
移植で一時的な改善は認めた。 少し、長続きはしなかったようで、今後も変化を観察。 家族もやってみてよかったと言われていました。 |
脳と腸の深い関係(脳腸相関)
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以上