2021年1月1日
当研究会で実施している腸内フローラ移植は、全国の臨床医による臨床応用の形を取っており、形式上は自費診療となっております。
しかしながら腸内フローラ移植という新しい治療法が世界中で大変注目されていること、米国では一部の疾患で公的機関が推奨する治療法として確立していることなどから、近い将来腸内フローラ移植(FMT)が臨床研究法の対象になることが想定されます。
当研究会では、設立当時から有害事象の報告や患者様情報の取り扱いにおいて、臨床研究法のガイドラインに準ずる仕組みを構築し、運用しております。
まだ薬として確立されているわけではない腸内フローラ移植は、移植後に発生したすべての健康状態の悪化を「有害事象」として記録しております。
本日、有害事象報告件数をアップデートしましたので、ご覧ください。
また、移植に使用するドナー便の管理については、世界最大にして最も厳格な米国の便バンクOpenBiomeの基準を参考に、それに準ずる運営と独自の検査項目を追加した厳しい検査基準を設けており、Japanbiomeとして運営しています。