腸内フローラ移植(便移植)を受けられる、国内唯一の学術的研究会です。臨床医と臨床検査技師が届ける世界最高水準の安全と効果を目指して。
一般財団法人 腸内フローラ移植臨床研究会

【イベント】[大阪]第5回学術大会(2021年9月19日(日))

第5回学術大会を、来る9月19日(日)に開催いたします。新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、下記の通り人数を縮小して開催いたしますが、腸内フローラ移植の基礎研究報告・症例報告など、皆様方に日頃の研究の成果をご報告いたしますので、会場へのご参加・オンラインでのご参加をお待ちしております。

【参加(予定)者の皆様へのお知らせ】
・Covid-19感染拡大防止対策のためにオンサイト参加(会場に来られる参加)の登録人数を70名に制限させていただきます。
 会場参加お申し込みは9月16日(木)正午までにお願いいたします。
・オンサイト(会場)で参加の方は、マスク着用をお願いします。
 受付時の検温・手指の消毒のご協力をお願いします。
 37.5度以上の発熱があった場合は、ご入場をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。
 まだ暑い季節でもありますので、カジュアルな服装でご参加ください。
・オンラインでのご参加の方は、9月17日(金)正午までにお申し込みをお願いいたします。
・会場もオンラインも、締切日以降のキャンセルはお受けできませんのでご了承ください。

日 時

2021年9月19日(日) 11時開会(10時30分開場)~17時閉会予定

第5回学術大会 プログラム

9:30総会 (正会員・医療賛助会員のみ)
11:00開会の挨拶 代表理事 田中 善 (医療法人仁善会田中クリニック 理事長)
『腸内フローラ移植臨床研究会における今後の臨床研究について―がん、腎疾患』
11:30症例報告
・潰瘍性大腸炎寛解への道のり
(ナチュラルアートクリニック 院長 御川安仁 先生)
・潰瘍性大腸炎に対する腸内フローラ移植(NanoGAS®-FMT)の有用性
(ライフクリニック蓼科 院長 麻植ホルム正之 先生)
12:30昼休憩 (お弁当あり)
協賛企業紹介
13:30基調講演 自閉スペクトラム症(ASD)の客観的検査法の有用性
~新しい注視点検出装置・ゲイズファインダーの開発経緯~
講師:片山泰一 博士
大阪大学大学院 連合小児発達学研究科・副研究科長 分子生物遺伝学研究領域 教授 

ASD症例集計
当研究会の症例からみる「自閉スペクトラム症」における腸内フローラ移植(FMT)の有用性について
(シンバイオシス研究所 井戸本敏希)
ASD症例紹介
自閉スペクトラム症児治療における腸内フローラ移植(FMT)の可能性
(ルークス芦屋クリニック 院長 城谷昌彦 先生)
15:20パネルディスカッション
16:15NanoGAS®ウォーター研究報告
医療分野におけるウルトラファインバブルNanoGAS🄬の活用法の探索と実用化研究
(シンバイオシス研究所 森下理咲子)
16:45閉会の挨拶  専務理事 城谷昌彦 (ルークス芦屋クリニック 院長)
17:00閉会

会 場

リーガロイヤルホテル大阪 タワーウィング2階「桂の間」
〒530-0005 大阪市北区中之島 5-3-68
TEL:(06)6448-1121
アクセスはこちら
JR大阪からの無料シャトルバスはこちら
駐車場のご案内はこちら


お申し込み・参加費について

お申し込みはこちらからお願いいたします。
会場参加お申し込みは9月16日(木)正午までにお願いいたします。
オンライン参加のお申込み締め切りは、9月17日(金)正午までとさせていただきます。
会場もオンラインも、締切日以降のキャンセルはお受けできませんのでご了承ください。

お申し込みは終了しました

代表理事ご挨拶

代表理事ご挨拶
田中 善 (たなか よしむ)
医療法人仁善会田中クリニック 理事長

2021年9月19日(日)に、一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会第5回学術大会を開催いたします。

本学術大会を開催するにあたり、メインテーマを「次世代へつなぐ腸内細菌のリレー」と致しました。
新型コロナウイルスよる困難な状況にもかかわらず、皆様のご支援、ご協力により開催できることに感謝申し上げます。

この1年を振り返ってみますと、腸内細菌の重要性がさらに認識され、腸内環境が多くの疾患の治療、予防に関与していることが世界の多くの論文から推察されます。当研究会は、日本において民間として最初で唯一の組織的な腸内フローラ移植臨床研究機関としての誇りを持ち社会的貢献を果たすべく、多くの基礎研究、臨床研究を着実に社会に発信し、さらなる発展を目指してまいりました。

今回の学術大会では、当研究会4年間にわたって積み重ねてきた、臨床研究の成果を発表いたします。

基調講演として、大阪大学大学院 連合小児発達学研究科・副研究科長 同 分子生物遺伝学研究領域教授 片山泰一先生に「自閉スペクトラム症の客観的検査法の有用性」についてご講演を賜ります。自閉スペクトラム症における腸内フローラ移植の有用性を客観的に検証する取り組みが始まりました。

また、昨年5月よりスタートした神戸学院大学薬学部武田真莉子教授との共同研究においては、腸内フローラ移植の溶媒に使用している微細な泡を含んだ「水素NanoGAS™ウォーター」の基礎研究がさらに進み、共同で特許出願いたしました。この一年の検証結果を発表していただきます。

今後も当研究会は、腸内フローラ移植の臨床研究を進め、病気の治療、予防、健康維持、さらに人生の幸福という目標に向かって、社会的貢献を果たすことに一層の努力を重ねていきたいと考えています。皆様方の多大なるご支援、ご協力をいただきますようにお願い申し上げます。

実り多き学術大会となりますよう、多くの皆様方のご参加を心よりお待ちしております。


開会の辞

腸内フローラ移植臨床研究会における今後の臨床研究についてーがん、腎疾患
代表理事 田中 善
医療法人仁善会田中クリニック 理事長

当研究会は現在まで腸内フローラ移植(FMT)の臨床的な研究により、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群などの消化器疾患のみならず、子供の自閉スペクトラム症や、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患などにおいて成果を上げてきています。
今後は、がんや腎疾患に対する臨床的な研究も進めていきたいと思っています。腸内フローラと免疫との重要な関係から、FMTががんの発症、進行抑制に働く可能性があること。また腸腎連関の観点から、積極的治療法のない透析導入前の保存期腎不全において、FMTにより腎機能低下を抑制できる可能性があること。これらの点について問題提起をしたいと思います。

症例報告

潰瘍性大腸炎寛解への道のり
御川安仁 先生
ナチュラルアートクリニック 院長

ナチュラルアートクリニック 御川安仁先生糞便微生物移植(FMT)は腸内細菌叢(腸内フローラ)の乱れ(dysbiosis)を改善させる方法として近年注目されている。腸内フローラ移植臨床研究会では微細な水素分子を溶存させたナノバブル水を用いてFMTを行っているが(NanoGAS®-FMT)、ナノバブルの持つ様々な特性により従来のFMTに比して効果が高いと考えられている。
今回我々は、NanoGAS®-FMT開始後3か月で、主治医による内視鏡所見にて寛解と認められた潰瘍性大腸炎の1症例を経験した。当院受診前、投薬開始後炎症は低下傾向になったものの、症状は十分に安定せず上下動があり、腹痛、下痢、血便が時折見られた。食事やストレスにて悪化した経緯があり、ご自身で食事や生活のコントロールをされかなり安定化するも寛解には至らなかった。今回移植効率を上げるため、移植前に腸内環境改善・栄養状態改善を行った。
我々が経験した症例を治療経過、検査データなどの推移について報告する予定である。
潰瘍性大腸炎に対する腸内フローラ移植(NanoGAS®-FMT)の有用性
麻植ホルム正之 先生
ライフクリニック蓼科 院長

ライフクリニック蓼科 麻植ホルム正之先生潰瘍性大腸炎(UC)は日本を含め世界中で患者数が増加している疾患の一つである。その多くは再燃を繰り返し、慢性的症状を抱え持続的な治療が必要な疾患である。UCに対する腸内フローラ便移植(FMT)は今のところ一般的ではないが、腸内フローラを変化させることで緩解治癒が期待される治療法である。
今回我々は従来の生理食塩水と便菌液を混じた腸内フローラ便移植(FMT)ではなく、NanoGAS🄬と便菌液を混じ、付加価値を付けた特許出願中のNanoGAS🄬-FMTを施行したUC2例と慢性副鼻腔炎を合併した認知症 1例を経験した。症例は身体的症状、精神的症状、腸内フローラバランスの改善を認めたので報告する。

※症例報告の内容は変更になる場合があります。ご了承ください。

基調講演

自閉スペクトラム症の客観的検査法の有用性
~新しい注視点検出装置・ゲイズファインダーの開発経緯~
片山泰一博士
大阪大学大学院 連合小児発達学研究科
副研究科長・分子生物遺伝学研究領域 教授

近年、「自閉スペクトラム症」に関する様々な問題が社会で大きく取り上げられるようになりました。しかし、「自閉スペクトラム症」に関する正しい知識・理解は、まだまだ進んでいないのが現状です。その原因の一つに、自閉スペクトラム症の方の感じ方、考え方を他者が理解する手段に乏しく、外から見て分かりにくいことが問題でした。そこで、誰でもわかる簡便で客観的な可視化ツールとしてGazefinder(GF)が開発されました。本講演では、GF開発に関わった一人として、その開発経緯を通して、自閉スペクトラム症という障害・病態の捉え方、課題、その科学的解決方法などをなるべく分かりやすく概説し、それらを出席者の皆様方と共有することを目的とした包括的なお話しになることお許しください。ひいては、自己と他者の違いをお互いが「共通の物差し」を持つことで了解可能になることの重要性を知っていただきたいと考えています。

ASD症例集計

当研究会の症例からみる「自閉スペクトラム症」における腸内フローラ移植(FMT)の有用性について
井戸本敏希
シンバイオシス研究所

シンバイオシス研究所 井戸本敏希様々な疾患と腸内細菌叢との関連が次々と明らかになっているが、近年では消化器系の疾患だけでなく、腸内細菌叢が自閉スペクトラム症(ASD)とも関連しているのではないかと言われ、注目されている。
我々は、ASDと診断された7名(男性6名、女性1名)を対象に腸内フローラ移植(FMT)を行った。質問紙法の心理検査であるABC-J、SRS-2を用い、FMTの前後での臨床的な行動について評価した。ABC-Jは、「異常行動チェックリスト」と呼ばれ、ASDにおける行動上の問題を得点化し評価するもので、SRS-2は、「対人応答性尺度」と呼ばれ、ASDの診断ツールのひとつとしても用いられている心理検査である。
さらに、被験者の視線を追うことで定型発達の子どもとASD傾向の子どもを客観的に見分けることができる視線計測装置「Gazefinder」を用い、FMTの前後で、対象者のものの見かたに変化があるかを調べた。
これらの心理検査や測定から得られたデータを集計したところ、FMTがASDの困りごとを改善するための選択肢となる可能性が見いだされた。今回集計したデータのまとめと、それから得られる考察を報告する。

ASD症例報告

自閉スペクトラム症児治療における腸内フローラ移植(FMT)の可能性
専務理事 城谷昌彦 先生
ルークス芦屋クリニック 院長

ルークス芦屋クリニック 城谷昌彦先生近年、腸内細菌のメタゲノム解析技術が飛躍的に向上したことを背景として腸内細菌叢と様々な疾患リスクとの関連が明らかになっている。本邦における自閉スペクトラム症(以下ASD)児の有病率は年々増加傾向にあると言われているが、ASD児における腸内細菌叢において特定の菌種・構成パターンの違いや多様性の乱れ(dysbiosis)があることが知られるようになってきた。
我々はASD児を対象に腸内フローラ移植(以下FMT)を行い、FMTの前後での腸内フローラの変化に加え、行動の変化を評価するためにABC-J、SRS-2、消化器症状の変化を評価するためにGSRS(Gastrointestinal Symptom Rating Scale)を使ったほか、ASDに多いとされる視線の合いにくさや他者への関心の低さを評価するために、注視点分布計測装置(Gazefinder) を用いて注視ターゲットの変化を評価した。さらに心理臨床の観点からFMT前後での描画テストにおける変化についても考察を行った。
まだ症例は少ないものの、当研究会が経験した症例の中には、FMTが自閉症に関連した症状改善に効果が示唆される例もあり、FMTがASD児ケアにおける選択肢となる可能性が示唆された。今回我々が経験した症例を心理臨床的考察も含めて報告する。

※ASD関連の発表(基調講演・ASD症例報告)は、自閉スペクトラム症の方・ご家族の方に無料でオンライン配信させていただきます。こちらからお申込みをお願いいたします。

基礎研究報告

医療分野におけるウルトラファインバブルNanoGAS🄬の活用法の探索と実用化研究
森下理咲子
シンバイオシス研究所

腸内フローラ移植(FMT)に活用されているNanoGAS®︎は、過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎などの腸疾患だけでなく、アトピーやアレルギーなどの皮膚疾患や鬱や自閉症などの精神疾患など、幅広い疾患に対して優れた治療実績を挙げています。
2020年にはNanoGAS®︎-FMTの糖尿病疾患に対する有効性に関する学術論文も出され、科学的検証が進んでいます。微細バブルの中でも、特殊な物性を有するNanobubbleは、健康科学全般に多大な貢献をもたらす、さらなるポテンシャルがあると期待されています。
そこで弊社は、NanoGAS®︎の医療・創薬・食品分野における利活用を目指して2020年から様々な基礎臨床研究を開始し、新規素材としての有用性を評価しています。
今回、医薬、創薬、食品分野における3つの研究テーマに関して新知見が得られたため、本学術大会にて報告いたします。

お申し込み・参加費について

お申し込みはこちらからお願いいたします。

お申し込みは終了しました

第4回総会 第1部オープニング動画はこちらから

2020年に開催された第4回学術大会は、新型コロナウイルスの影響があり、規模を縮小しての開催となりましたが、医療関係者や一般企業の方、研究機関の方、患者様にもご参加いただき、とても有意義な1日となりました。会場では、感染拡大防止にご協力をいただきましたこと、合わせて御礼申し上げます。

<第1部>オープニング動画