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一般財団法人 腸内フローラ移植臨床研究会

移植体験インタビュー「1回目の移植中に快復を実感」

慢性副鼻腔炎、慢性前立腺炎、アレルギー性鼻炎に長年悩まされてきたK様。
腸内フローラ移植を受けると決めた時には、起きていることさえ難しい状態だったそうです。
そんなK様に、腸内フローラ移植前のこと、移植後に起こった変化について伺いました。

【プロフィール】
60代 男性
K様
疾患名:慢性副鼻腔炎、慢性前立腺炎、アレルギー性鼻炎
移植回数:
2019年2月13日~3月27日 6回コース
2021年3月22日~4月 5日 追加移植3回
移植担当主治医:医療法人社団ウィズヘルス二子玉川メディカルクリニック
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移植後の診断:症状の明らかな改善(その他移植目的の達成)

Q1.腸内フローラ移植を受ける前は、どんな症状でお悩みでしたか?

私が悩まされていたのは、慢性副鼻腔炎、慢性前立腺炎、アレルギー性鼻炎という3つの疾患です。副鼻腔炎と前立腺炎による腫れ・痛みのほか、左ひざの痛み、肩や背筋のこりといったひどい不調と長いつき合いが続いていました。

特につらかったのが慢性副鼻腔炎の症状で、施術を受ける直前2019年1月(59歳時)の段階では、朝起床後30分もすると慢性副鼻腔炎に起因する不快感で、起きていられずにまた寝てしまうほどでした。慢性副鼻腔炎の症状が極端に悪化したのは50代後半でしたが、思い起こせばこのような状況に至った遠因は、幼少期(3歳ー6歳頃)、青年期(25歳-28歳)の2つの時期に風邪の対処療法薬として抗生物質を無用心に多用し腸内フローラを乱し切ってしまったことが思い当たります。

体感で抗生物質は実はよくないとわかり、28歳以降は抗生物質を含む一切の対処療法の薬剤を断ちました。しかし、一旦究極まで腸内フローラを乱しきったことは深刻で、その問題が解決されないまま、ただただ若さゆえの体力の頑張りで、深刻な状態に至らずに50代半ばまでは何とかやり過ごすことができていたというのが腸内フローラ移植前の状況です。

腸内フローラが究極まで乱れるとカビが発生し、リンパ液を通して前立腺や、副鼻腔等の他の部位にも広がり強い炎症を誘発するそうですが、そのような状態に至っていたであろうことは容易に想像できます。

Q2.「移植を受けよう」と思った決め手はどのようなものでしたか?

「植物は土中細菌フローラが活性化された状態だと、害虫の被害にも遭わずに立派で健康な実をつけ、また動物も同様に腸内細菌フローラが正常だとウイルスに強い健康体が維持される。」このテーマは生物が大好きな私にとって元々直感的に知っていた類のものでした。大腸の内壁のヒダヒダとそこに生息する腸内細菌フローラの関係と植物の根毛とそこに生息する土中細菌の関係は非常に似ているという高校生以来の関心事が元々あったため、『土と内臓』(築地書館:デイビッド・モンゴメリー著)を新聞書評で目にすると2017年夏この本を即購入しました。

ラッキーだったのは、購入直後に読むことができず、1年半後の2019年正月まで積読状態に放置されていたことです。購入直後2017年夏に読んでいたら、本書で紹介されている腸内フローラの回復療法を日本国内で実施している「腸内フローラ移植臨床研究会」(2017年11月設立)のことを探すことができずに諦めていたであろうと思われます。

2019年正月にこの本を読み終え、早速東京の二子玉川メディカルクリニックに連絡をとり、1月下旬の初診時にクリニックで「この療法は金額が金額ですので、またおうちに戻ってから良く検討してからお返事なさってください。」と言われたのですが、「先生、今この場で申し込ませてください。」と言うと、少し驚かれたような様子であったのを覚えております。この酷い副鼻腔炎症状から私を解放してくれるのは腸内フローラ移植しかない、と確信していたための応対であったと思っております。

Q3. 移植を受けてから、体にどんな変化を感じましたか?

初回の移植中、それも移植開始から3~4分経つかどうかの時点で、悩みのタネだった副鼻腔の腫れが引いていくのを感じました。

その翌日には、副鼻腔と同じく長年悩まされてきた前立腺の腫れが沈まっていくことを実感。腸内フローラ移植は3回または6回の移植を1クールで行いますが、移植を重ねるごとにこれらの腫れはじわじわと治まっていきました。

最初の移植(2019年2月ー3月:6回コース)にて、酷い副鼻腔炎症状と前立腺の腫れ症状からは解放されました。その後僅かに残っていた軽微な副鼻腔炎ぽい症状(軽微な肩や背筋の凝り)を完全に払しょくする目的で2年後(2021年3月-4月)に3回の追加移植を受けましたが、僅かに残っていた軽微な症状も今では全く気にしない状態になりました。

まともに起きていられないほどだった不調は何だったのかというほどに、移植後はふつうに寝起きをして、まるで温泉につかっているかのような幸せな感覚で日常生活を送ることができています。左右の鼻腔がスーっと両方いつでも通っている状態は、生まれて物心ついてからは一度も無かったように思います。これこそが、鼻呼吸、腹式呼吸を促し、精神状態を安定させられる前提条件なんだと気づき、その前提条件を与えてくれた腸内フローラ移植に感謝しております。

Q4. 移植後に心がけている生活習慣や考え方があれば教えてください

1)オクラ・分葱・山芋・メカブ・納豆・抗生物質の混入しない鶏卵黄身を使った「SuperFiberSalad」、2)生人参・生大根の野菜ステイック(フムス・タラモ付き)、3)アボガドと無脂肪ヨーグルト(塩味)、4)豆乳ヨーグルトとオリゴ糖・菊芋パウダー、の4メニューは毎日食べ、食物繊維リッチな食事を実践しています。翌朝には完璧なお便りがあり、腸内フローラの正直な反応をチェックできます。

お付き合いの時以外は、極力抗生物質で育った家畜のお肉とか養殖魚は食べませんが、それでも文明世界に住む以上は若干なりとも残留抗生物質やPh調整剤のようなものが体内に少しずつ入ってくる可能性は防ぎきれず、その意味で数年に1回は腸内フローラ移植を行って、常に腸内フローラを良い状態にし、ようやく手に入れた快適な状態をこれからも維持したいと思っております。

▼フローラバランス検査結果

<症状の改善には個人差があります>