腸内フローラ移植(便移植)を受けられる、国内唯一の学術的研究会です。臨床医と臨床検査技師が届ける世界最高水準の安全と効果を目指して。
一般財団法人 腸内フローラ移植臨床研究会

<終了>【イベント】第6回学術大会<2022年9月18日>

※ このイベントは終了しました ※

2022/09/14 告知動画を追加しました
2022/09/06 ランチョンミニセミナーを追加しました
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第6回学術大会を下記の通り開催いたします。
本年も、【会場開催】と【オンライン開催】の同時開催といたします。
台風が近づいておりますので、会場にお越しの際は、お気をつけてご来場くださいませ。

日時

2022年9月18日(日)
11時開会(10時30分開場)~17時閉会予定

※総会は、9:00~10:30で開催いたします(会員限定)

会場

リーガロイヤルホテル大阪 ウェストウイング2階「山楽の間」
〒530-0005 大阪市北区中之島 5-3-68
TEL:(06)6448-1121
アクセスはこちら
JR大阪からの無料シャトルバスはこちら
駐車場のご案内はこちら

代表理事ご挨拶

代表理事ご挨拶
代表理事 田中 善 (たなか よしむ)
医療法人仁善会田中クリニック 理事長

この度、一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会は、 第6回学術大会を迎えることが出来ました。移植をお受けいただいた患者様、研究会に所属する医師をはじめ医療関係者、賛助会員の皆様、一般の皆様のご支援、ご協力の賜物と感謝申し上げます。
当研究会は、日本において民間として最初で唯一、組織的に腸内フローラ移植に取り組んで参りました。臨床医としての誇りを持ち社会的貢献を果たすべく、さらに基礎研究、臨床研究を進めるため各専門家と力を合わせ着実に社会に発信し、さらなる発展を目指してまいります。
ASDの取り組みに続いて、炎症性腸疾患・腎疾患・アレルギー疾患などにおけるFMTの安全性と効果の検証にも取り組む予定です。

今後も当研究会は、腸内細菌の研究、腸内フローラ移植、病気の治療、予防、健康維持、さらに人生の幸福という目標に向かって、社会的貢献を果たすことに一層の努力を重ねていきたいと考えています。皆様方の多大なるご支援、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

お申込み・参加費について

会場参加お申し込みは9月15日(木)正午までにお願いいたします。
オンライン参加のお申込み締め切りは、9月16日(金)正午までとさせていただきます。
会場もオンラインも、締切日以降のキャンセルはお受けできませんのでご了承ください。

お申込受付は終了いたしました

移植患者様は、会場参加・オンライン参加ともに無料です。
午後の演目のみご視聴希望の方は、自閉スペクトラム症に関する基調講演・症例報告・パネルディスカッションを無料でご視聴いただけます。
どちらもURL送付の為、お申込みをお願いいたします。

タイムスケジュール

10:30開場
11:00開会の挨拶 代表理事 田中 善 先生(医療法人仁善会田中クリニック 理事長)
腎疾患への取組
『腸内フローラ移植臨床研究会における今後の臨床研究についてー腎疾患への取り組み』
田中 善 先生(医療法人仁善会田中クリニック 理事長)

『慢性腎臓病の犬猫における腸内フローラ移植の安全性および効果についての検討』
豊福祥生 先生(兵庫みなと動物病院 院長)
11:30~11:50炎症性腸疾患 症例報告
『腸内フローラ移植が有効であった過敏性腸症候群と潰瘍性大腸炎の症例について』
木村 衛 先生(医療法人桂名会 木村病院 理事長)
11:55~12:15NanoGAS®ウォーター基礎研究発表
『革新的素材:NanoGAS®の医薬・食品分野における利活用の探索』
森下理咲子(シンバイオシス株式会社)
12:15~13:15昼休憩 (お弁当あり)

ランチョンミニセミナー『腸内細菌が喜ぶ糖質〜発酵調味料の可能性』
北村 愛 様(発酵食スペシャリスト/一般社団法人LOVE I FOOD EDUCATION 代表理事)

協賛企業紹介
13:20~14:20基調講演
『自閉スペクトラム症(ASD)に関する科学的知見の蓄積をどう利用すればよいか -研究から臨床への展開-』
講師:土屋 賢治 博士
浜松医科大学 子どものこころの発達研究センター 特任教授
14:20~14:50ASD症例報告
『ASDに対するNanoGAS®︎を使用したFMTの症例報告』
城谷昌彦 先生(ルークス芦屋クリニック 院長)
15:00~16:00パネルディスカッション・質疑応答
『自閉スペクトラム症の子供たちの未来について』
パネラー:
土屋賢治 博士(浜松医科大学 子どものこころの発達研究センター 特任教授)
片山泰一 博士(大阪大学大学院 連合小児発達学研究科 副研究科長/分子生物遺伝学研究領域 教授)
城谷昌彦 先生(ルークス芦屋クリニック 院長)
畠中直美 さん(一般社団法人チャレンジドLIFE 代表)
16:00~16:20NanoGAS®ウォーター研究の展望
『これからのNanoGAS®‐FMTについて』
清水 真(シンバイオシス株式会社 上席研究員)
16:20~16:50今後の取り組みについて
『腸内フローラ移植の可能性』
喜多村邦弘 先生(医療法人喜和会 喜多村クリニック 理事⻑)
春名令子 先生(医療法人 はるなクリニック 副院長)
有沢祥子 先生(医療法人愛星会 星ヶ丘皮膚科クリニック 院長)
川井勇一 先生(医療法人悠亜会 かわい内科クリニック 理事⻑)
16:50閉会の挨拶
専務理事 城谷昌彦 先生(ルークス芦屋クリニック 院長)

登壇内容

腎疾患への取組

腸内フローラ移植臨床研究会における今後の臨床研究についてー腎疾患への取り組み
代表理事 田中 善 先生
医療法人仁善会田中クリニック 理事長

当研究会は現在まで腸内フローラ移植(FMT)の臨床的な研究により、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群などの消化器疾患のみならず、子供の自閉スペクトラム症や、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患などにおいて成果を上げてきています。今後は、腎疾患に対する臨床的検証を進めていきたいと思っています。腸腎連関の観点から、積極的治療法のない透析導入前の保存期腎不全において、FMTにより腎機能低下を抑制できる可能性があること。今回は腎疾患に対するFMTの応用について問題提起をしたいと思います。
慢性腎臓病の犬猫における腸内フローラ移植の安全性および効果についての検討
豊福祥生 先生
兵庫みなと動物病院 院長

獣医療における糞便微生物移植(FMT)は、犬、猫、豚、馬、牛、鶏、猿など幅広い動物種において報告があり、未だエビデンスレベルが高い治療法であるとは言えないものの、有効な治療法となる可能性が示唆されています。慢性腎臓病(CKD)は犬と猫にも日常的に遭遇し、特に高齢猫では罹患率が高い疾患であり、療法食、輸液療法、薬剤療法による治療が一般的です。この度、CKDの犬猫にFMTを実施する機会を得たので、その経過を報告します。

炎症性腸疾患症例報告

腸内フローラ移植が有効であった過敏性腸症候群と潰瘍性大腸炎の症例について
木村 衛 先生
医療法人桂名会 木村病院 理事長

木村病院 木村 衛先生糞便微生物移植(FMT)は腸内細菌叢(腸内フローラ)の乱れ(dysbiosis)を改善させる方法として期待されています。腸内フローラ移植臨床研究会では微細な泡を溶存させたナノバブル水を用いてFMT 移植(NanoGAS®-FMT)を行っています。今回地域のプライマリケアを担っている当院でのNanoGAS®-FMTを行った潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群の症例についての有用性、安全性、手技の簡便性について報告いたします。

NanoGASウォーター基礎研究発表

革新的素材:NanoGAS®の医薬・食品分野における利活用の探索
森下理咲子
シンバイオシス株式会社

NanoGAS®(Nanobubble)は気体を液中に長期間保持できる能力だけでなく、生体に対する多機能素材として高いポテンシャルを持っています。一般的なNanobubbleは、洗浄や各種産業界においてその利活用が始まっていますが、ヘルスサイエンス領域における有用性に関しては発展途上です。この魅力が尽きないユニークな物理化学的特性を理解しつつ基礎研究を進めることで、医薬・医療分野におけるNanoGAS®の”新たなモダリティ”となる可能性を探索しています。
また、今年は食品加工業にも目を向け、一般利用におけるNanoGAS®の有用性も明らかにしました。今回はこの2年間の研究成果を総括して報告させて頂きます。

ランチョンミニセミナー

腸内細菌が喜ぶ糖質~発酵調味料の可能性
北村 愛 様
発酵食スペシャリスト/一般社団法人LOVE I FOOD EDUCATION 代表理事

腸のことを考えると避けたいものの一つに「精製糖」があります。現代ではいつでもコンビニエンスストアなどでもスイーツが購入できてしまいます。
『甘いものは食べたい、でも避けたい、どうしたらいいの?』そんな悩みを持たれている方はたくさんいらっしゃいます。
わたしもお菓子が大好きでしたが、お菓子から卒業できたのは「甘酒」があったからです。
甘酒はオリゴ糖や発酵代謝物が豊富で腸にとっても嬉しい糖分。その甘酒を使って美味しいスイーツを作ることができ、さらにお料理にも使えます。
発酵調味料の魅力をお伝えします。

基調講演

自閉スペクトラム症(ASD)に関する科学的知見の蓄積をどう利用すればよいか - 研究から臨床への展開-
土屋 賢治 博士
浜松医科大学 子どものこころの発達研究センター 特任教授

 神経発達症(発達障がい)の一つである自閉スペクトラム症(ASD)の小児における有病率は、2~3%です。昨今、「発達障がい」「自閉スペクトラム症」に対する社会的な理解が広がり、合理的配慮への意識も高まっています。しかし、ASDの原因は不明のままであり、生物学的治療法に有効性が確立したものもありません。したがって、臨床現場でわたしたちがASD児・者と関わるためには、限られた知識・ノウハウ・技法をどのように展開し利用するかについての見識やヴィジョンをもつことがつよく求められます。
 本講演では、ASDの臨床的特徴とその生物学的・生理学的背景に関する最近の科学的知見について整理を試みます。また、臨床現場においてASDがどのように診断され、ASD児にどのような治療的介入がなされているのか、を紹介します。そのうえで、「科学的知見」と「臨床現場での現実的な実践」がどのようにブレンドされるべきかについて、とくにASDの診断方法に焦点を当てて議論します。

ASD症例報告

ASDに対するNanoGAS®︎を使用したFMTの症例報告
専務理事 城谷昌彦 先生
ルークス芦屋クリニック 院長

 自閉スペクトラム症(以下ASD)の原因はまだ特定されてておらず、抜本的な治療は未だ確立されたものはありません。
 近年、ASDの症状に腸内細菌叢の乱れ(dysbiosis)が関連していることが明らかになっており、腸内フローラ移植(糞便細菌叢移植:Fecal Microbiota Transplantation;FMT)などにより腸内細菌叢を是正することの有効性や安全性が議論されるようになってきました。
 我々は当研究会の2017年の発足以降、ASDに対してNanoGAS®︎水を使ったFMTを行ってきましたが、中にはFMT施行直後より癇癪や切り替えの悪さなどの症状が軽減した症例や、意思の疎通性が改善した例を経験しました。
 今回、我々がASDの特徴的と考えている腸内細菌叢の傾向に関する考察及び、NonaGAS®︎を使ったFMTが有効であったASD症例を文献的考察を加えて報告します。

パネルディスカッション

『自閉スペクトラム症の子供たちの未来について』

パネラー
 土屋賢治 博士(浜松医科大学 子どものこころの発達研究センター 特任教授)
 片山泰一 博士(大阪大学大学院 連合小児発達学研究科 副研究科長/分子生物遺伝学研究領域 教授)
 城谷昌彦 先生(ルークス芦屋クリニック 院長)
 畠中直美 さん(一般社団法人チャレンジドLIFE 代表)

一般社団法人チャレンジドLIFE 代表の畠中直美さんからの学術大会ご案内メッセージはこちらから
(ショート動画:約1分)

NanoGASウォーター研究の展望

これからのNanoGAS®‐FMTについて
評議員 清水 真
シンバイオシス株式会社

腸内フローラ移植のもっとも古い起源は4世紀頃の中国で、下痢が止まらない人のお尻に健康な人の便を入れたところ下痢が治ったことが最初の治療例だと言われています。それから時は下り、1958年の偽膜性腸炎に関する報告を皮切りに、欧米諸国では糞便微生物移植(腸内フローラ移植)の研究が進んできました。
2013年のオランダの研究で、クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)に対する治療効果がきっかけに、2014年にはアメリカ食品医薬品局(FDA)が、「CDIの多剤耐性時に、腸内フローラ移植が第一に選択すべき治療法である」と位置づけ、医学的にもその有効性が証明されつつあります。
我々は、抗生剤を使わず、便の溶解に独自の特許技術である「NanoGAS®」を用い、他人の腸内細菌をレシピエントの腸粘膜層に定着させる技術を実用化しました。そして次に目指すのは、限りなく腸管に近い環境で移植用菌液を精製することです。世界初、菌液自動精製装置「モノトーン」の開発とこれから我々が目指す、NanoGAS®‐FMTについてお話します。


[更新履歴]

2022/08/31 登壇内容を追加しました
2022/08/18 タイムスケジュールを追加しました
2022/08/09 ASD症例報告の詳細を追加しました
2022/08/01 基調講演の詳細を追加しました
2022/06/30 申込を開始しました