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当研究会に所属する移植チームは、35年以上の細菌基礎研究を通じて独自の腸内フローラ移植方法を開発したことで、当研究会は2017年11月設立以来、臨床医の管理の元これまで350症例以上の腸内フローラ移植を行ってまいりました。
当研究会でのアトピー性皮膚炎の症例は、過敏性腸症候群の次に多く、発症されてからどのくらいが経過しているかが重要と言われています。特に病歴が長ければ長いほど時間を要すると考えており、必要な移植回数も比例する結果がでています。更にアトピー性皮膚炎には、遺伝的要因以外にも環境要因、栄養の過不足なども大いに関係していると考えられ、皮膚の症状と腸の状態がいかにリンクしているのか等、第3回学術大会でも症例報告をさせていただきました。(開催報告はこちらから)
そこでこの度、当研究会では「アトピー性皮膚炎」と診断された患者さんが移植を受けられる際に、各種検査のご協力をお願いすることとなりました。
この度の試みは、皮膚や便の状態の変化を記録いただくことで、移植によってどのような変化が現れるのかを様々な観点から検証するためで、腸内フローラ移植の可能性をさらに広げるきっかけとなります。ご協力いただける方は、主治医までお伝えください。
ご協力いただく検査は、下記の通りです。
≪ダイアリー≫
・菌力アップダイアリー(ウェブ回答)
・ブリストル便形状尺度 (菌力アップダイアリー内に含む)
≪検査チェック≫
・POEM(Patient-Oriented Eczema Measure)(ウェブ回答)
・EASI (Eczema Area and Severity Index)(医療機関にてチェック)
・皮膚常在菌検査(医療機関にて採取)
≪水素NanoGAS®ウォーター≫
・飲用
・患部に塗布
移植前の初診・診察料(移植相談) | |
※各医療機関所定の料金がかかります。 (当日医療機関にてお支払いください) |
移植処置費用は、一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会の事務局『腸内フローラ移植臨床研究株式会社』からご請求させていただきます。
※専門医による診察料(移植相談、栄養指導など)が別途かかります。
※腸内フローラ移植(糞便微生物移植)は全国の大学病院などの施設で臨床治験中の方法であり、当研究会での移植も臨床応用項目の位置付けです。
通常の移植の流れと費用に関しては、こちらのページをご覧ください。
本臨床応用に参加されている期間中、研究参加の継続の意思に影響を与えるような情報を新たに入手した場合は、直ちにお知らせいたします。また、この研究に関して重要な情報が得られた場合は、研究参加の継続に関してもう一度意思を確認します。
研究の計画や方法についてさらに詳細な資料をみたいと思われた場合には、担当医師等にご相談ください。
他の対象者様の個人情報が保護され、この研究の独創性が保たれる範囲内で開示させていただきます。
患者さんの人権が守られながら、きちんとこの研究が行われているかを確認するために、研究の関係者、国の機関などの関係者があなたの医療記録等を見ることがあります。しかし、これらの関係者には守秘義務が課せられていますので、患者さんの名前などのプライバシーにかかわる情報は守られます。
この研究で得られたあなたデータは、医学雑誌などに公表されることがありますが、お名前などの個人的情報は一切わからないようにするため、プライバシーは守られます。
ご提供いただきました研究データや診療記録から収集させていただいた情報については、これらから個人を特定できる情報(氏名、生年月日、住所等)を全て除き、代わりに本研究用の登録番号を付けることでその便サンプルや情報が誰のものであるか分からない状態にします。
ただし、必要な場合に個人を識別できるように、個人と登録番号を結び付けることができる対応表を作成し、残しておきます。(これを「連結可能匿名化」といいます。)
このように、個人情報の保護については、十分な注意が払われます。
この研究で得られた資料やデータは、少なくともこの研究結果の最終公表から10年間保存します。
データ等を保存および廃棄する場合に、個人情報の保護に十分配慮します。
研究期間中に内服薬が変更になった場合は、申し出てください。
抗生剤を内服された場合や整腸剤が新たに加わったまたは削除された場合は、主治医にお伝えください。