糞便微生物叢移植 症例紹介|うつ病・50代女性
症例紹介 50代女性 うつ病
基本情報
| 患者様: | 50代女性 |
| 主治医: | 医療法人社団MER インディバークリニック |
| 移植担当医療機関: | 医療法人社団MER インディバークリニック |
初診時情報
| 病名: | うつ病、アトピー性皮膚炎、潰瘍性大腸炎 |
| 発症時期: | うつ症状:2・3年前から アトピー性皮膚炎:幼少期 潰瘍性大腸炎:30代から(現在は落ち着ている) |
| 移植目的: | ・うつ症状(気分の落ち込み) ・肌トラブル(アトピー含む) ・疾患の改善 |
| 主訴: | うつ症状:寝てばかりいる。やる気が起きない。常に悩んでいる。死にたい気持ちになることがある。 アトピー性皮膚炎:全身が痒い。 潰瘍性大腸炎:現在調子は良い。 |
| 既往歴: | なし |
| 経緯、家族歴、生活習慣、サプリメントの利用状況など: | ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤等 |
移植情報
| 移植期間: | 2024/1/17〜2024/2/20 |
| 移植回数: | 移植6回 |
| 移植初回〜移植終了までの変化: |
| 【1回目移植時問診】 (患者さんより) 体調は変わりない。 気分は悪くない。 本日1回目の移植。 菌液250mlを投与。投与中のトラブルはなく、終始会話が可能であった。 【2回目移植時問診】 (患者さんより) 排ガスが多くなった気がする。 他は大きく変わりない。 前回より排ガスが多くなったとのこと。 菌液約250mlを5分ほどで投与。投与中の気分不快はなし。 【3回目移植時問診】 (患者さんより) 特に変わりない。 自覚症状の変化はなし。 投与中は気分不快やトラブルもなく終了。 【4回目移植時問診】 (患者さんより) 気分の浮き沈みが激しい。 本日移植4回目。 菌液250mlを約5分かけて投与。 【5回目移植時問診】 (患者さんより) 便秘は良くなっている。 アトピー症状もやや軽快している様子。 菌液250mlを約5分かけて投与。トラブルなし。 【6回目移植時問診】 (患者さんより) あまり変わらない。 症状は不変。 菌液250mlを5分かけて投与。 処置中トラブルなし。 |
腸内フローラバランス 比較データ

評価・考察
| 移植評価: | 症状の軽度改善 |
| 有害事象の有無: | なし |
| 移植評価: |
| 50代女性。20年前に潰瘍性大腸炎を発症し治療を受けていたが、35歳頃から漢方薬での治療に移行し現在に至る。症状は現在落ち着いている。 また、コロナ禍にうつ病を発症し、現在もメンタルクリニックに通院し内服加療中である。アトピー性皮膚炎に対してはステロイド外用薬で加療中。 カウンセリング後、うつ症状の改善及びアレルギー症状の改善を目的として移植を開始した。 経過中、一時気分の落ち込みや不安が強まり、内服薬が増量され入院加療も検討されたが、入院には至らず治療を継続した。 移植によるメンタル面の明らかな改善は認められていないが、アトピー症状の改善は自覚されている。特に症状悪化はみられず、6回の移植を終了した。今後、移植後のフローラバランス検査を実施予定である。 |
以上