腸内フローラ移植(便移植)を受けられる、国内唯一の学術的研究会です。臨床医と臨床検査技師が届ける世界最高水準の安全と効果を目指して。
一般財団法人 腸内フローラ移植臨床研究会
TEL: 06-6948-5088

移植にご興味のある医療機関の皆さまへ

海外では非常に注目を浴び、アメリカでは政府公認の治療法にもなっている腸内フローラ移植ですが、国内での認知度は高くはありません。

そんな中でも患者さんが健やかな生活を取り戻すためのひとつの選択肢として「腸内フローラ移植」をご提案しています。

私たち一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会は、専属研究所や医療機関と連携し、患者さんへ安心・安全に移植を行うために組織的な運営を行っています。

腸内フローラ移植を、子供たち、孫たち、そのずっと先の世代まで残せる医療として確立することを目指し、今後も邁進してまいります。

メッセージ

日本の医療を変える覚悟を持ったチームであるために

腸内細菌を学ぶ

謎に包まれた腸内細菌の世界をのぞいてみましょう

入会のご案内

当研究会は会員の皆様により成り立っています

メッセージ ― 医療はもう変わっている

欧米をはじめ海外では腸内フローラ移植(FMT、便移植)の臨床応用が非常に進んでいます。アメリカ最大の便バンクであるOpembiomeでは、すでに50州 1,100以上もの医療機関と連携し、43,000回もの腸内フローラ移植が実施されています。(2019年11月Openbiomeウェブサイト閲覧時点)

一方国内での腸内フローラ移植は、まだまだ認知度も低く実施例も少ないのが現状です。
それには2つの理由がある、と私たちは考えています。

日本人はクロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)が重症化しにくい

他人の便を移植するというショッキングな方法を用いる腸内フローラ移植が治療法として注目を浴びたのは、2013年にオランダの研究者たちが発表した論文がきっかけでした。
その内容は、再発性のCDIに腸内フローラ移植が劇的に効いたというものです。

[参考]Duodenal Infusion of Donor Feces for Recurrent Clostridium difficile | NEJM

抗生剤の大量投与などにより腸内細菌の多様性が損なわれた結果起こるCDIは、欧米では罹患者が急増し大変問題になっています。
アメリカだけでも毎年の罹患者は50万人、死亡数は毎年3万人にのぼります。

そこで欧米では、腸内フローラ移植の研究が一気に加速することになりました。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、2014年に腸内フローラ移植を再発性CDIの通常医療として認めています。

腸内細菌や腸内フローラ移植と様々な疾患との関連はすでに何十年も前から指摘されていますが、移植との相性やコストパフォーマンスという点において、CDI以外の疾患にはなかなか応用が進んでいません。

FDAが承認しているのも、Openbiomeが提供しているのも、CDI患者向けの腸内フローラ移植のみです。
また、日本人は欧米に比べてCDIが重症化しにくいため、腸内フローラ移植になかなかスポットライトが当たりにくいというのが現状です。

[参考]日本ではなぜクロストリジウム・ディフィシル感染症が深刻化しないのか(当会専属研究所ブログ)

私たちは、腸内細菌をはじめとする常在細菌がヒトの健康を作っていると信じ、適応疾患や有効なプロトコルの検証に努めています。

保守的な日本の医療界

日本はリスクを取らない。たとえ命がかかっていても。

欧米で研究者、医師、その他の医療従事者、患者が一丸となって新しい可能性に挑戦しているのを見ると、日本の保守的で後ろ向きな医療にため息がでることがあります。

日本には、国民皆保険制度という素晴らしい仕組みがあります。
おかげで安い医療費で高度な医療を誰もが受けられます。
医師も国民も、与えられた「保険診療」の枠で医療を受けることに慣れっこになっています。

しかしその制度ゆえに、保険の対象ではないいわゆる「自由診療」への風当たりは大変きつくなっています。
膨大な税金を投入した保険診療と同じエビデンスレベル、効果、安さを求められることさえあります。

私たちは民間組織ではありますが、会員医療機関すべての臨床例を集約し、医師と研究者が相互に連携する「リバース・トランスレーショナル・リサーチ」型の運営を行うことで、腸内フローラ移植の安全性を高め、効果を最速で最大限上げることを目指しています。

腸内フローラ移植は、いつか保険診療になるかもしれません。
ならないかもしれません。
しかし私たちは「目の前の患者さんのために今できることを何でもする」という思いで、腸内フローラ移植に取り組んでいます。

日本の医療はもう終わっている、と言われることがあります。
医師や看護師は激務とモンスターペイシェント対応のために疲弊し、
国民皆保険制度は崩壊しかかっている。
新しい医療の開発に十分な資金は確保されず、優秀な研究者はみな海外に行ってしまいます。

そうではなく、医療はもう変わっているのではないでしょうか。
疾患のあり方も、患者さんと医師の関係も、もう変わっている。
古い制度にとらわれず、新しい医療を受け入れていかなくてはいけません。

腸内細菌たちは、間違いなくその新しい物語の主人公になるだろう。
そして、日本人の腸内細菌はきっと世界を救う力を持っている。

そう信じて、私たちは活動しています。
このメッセージをお読みいただいた医療人のあなたが、私たちの仲間になってくだされば幸いです。

腸内細菌を学ぶ

遺伝子解析技術の登場とともに腸内細菌の分野がにわかに注目を浴びていますが、その生態や役割はまだまだ大部分が謎に包まれています。

人体が小宇宙だとすれば、菌たちはまるで宇宙に散りばめられた無数の星のよう。互いに影響し合いながら、光ったり照らされたりしています。

当研究会では、そんな腸内細菌について学びを深める機会を設けています。
満点の星空を眺めるようなワクワクした気持ちで、菌たちを眺めてください。

腸内フローラ移植についての基礎的な情報、当研究会独自の特許出願技術、症例紹介等に関しては「患者さま向け情報」も併せてご覧ください。

公開勉強会

腸内フローラの可能性をもっとたくさんの人に知ってもらいたい。
そんな思いから、公開勉強会を開催しています。

専門的な会話が飛び交い切磋琢磨する臨床医、検査技師たちのチームに加わって、腸内フローラの世界をのぞいてみませんか?
月に一度、原則第二土曜日に開催しています。

なお、勉強会は第一部、第二部、懇親会の構成です。
第二部と懇親会は正会員、賛助会員およびその推薦のある方にはどなたでも公開しておりますが、第一部は正会員およびその推薦のある医師・歯科医師、医療賛助会員のみ参加可能としており、主に症例検討等を行います。

《過去のテーマ例》
・腸内フローラ移植時におけるメンタルケアについて
・精神疾患の治療の現状
・精神疾患の腸内フローラ移植症例
・ボランティアドナーバンクJapanbiome®(ジャパンバイオーム)の運営体制
・臨床検査技師による細菌検査の基礎知識の講座

公開勉強会の予定一覧はこちら
過去の公開勉強会の様子はこちら

関連書籍を読む

腸活や発酵食品に関する本でもなく、世界の論文をまとめた医療書でもない。

腸内フローラ移植に携わるメンバーが贈る、菌たちの世界への地図的入門書を揃えています。

当研究会監修の出版書籍や会員の先生の書籍などを取り揃えています。

シンバイオシス研究所ブログ

シンバイオシス研究所は当研究会の専属研究機関であり、腸内フローラ移植菌液の研究開発をはじめ、微生物たちと人間の共存共栄を模索・研究する機関です。

腸内細菌と健康の関係、
膨大な臨床例から見えてきたこと、
腸内フローラ移植の理論的背景などを「菌目線」でお届けしています。

世界の論文を読む

微生物は診療科を飛び越える。

縦割りの医療の世界を変えるのは、腸内細菌などの微生物が全身の健康とかかわっているという側面にも見ることができます。

シンバイオシス研究所の研究員がリサーチした世界中の論文や記事をまとめています。よろしければご利用ください。

◆新しく追加した資料から探す
◆腸内フローラ移植(便移植)の資料リスト
◆腸内細菌と免疫の資料リスト
◆腸内細菌全般の資料リスト
◆常在細菌(口腔、鼻腔、腸内)の資料リスト
◆腸内細菌と様々な病気に関する資料リスト
◆腸内細菌に関するニュース記事リスト
◆海外の腸内細菌に関する資料リスト

入会のご案内

当研究会は正会員、賛助会員の皆様により成り立っています。
医療機関向けの会員種別は下記の3種類です。

会員種別特典と責務
移植医療機関(正会員)・自院での腸内フローラ移植実施
・患者カルテシステムの入力と閲覧
・会員としての学会発表、論文執筆
・内部向け定期勉強会への参加
・公開勉強会の企画運営
・講演会などへの会員価格の適用
・関連書籍等の提供
相談連携機関(正会員)・相談機関として患者の経過観察を行う
(移植処置は移植医療機関に紹介する)
・患者カルテシステムの入力と閲覧
・会員としての学会発表、論文執筆
・内部向け定期勉強会への参加
・講演会などへの会員価格の適用
・関連書籍等の提供
医療賛助会員・患者カルテシステムの入力と閲覧
・内部向け定期勉強会への参加
・講演会などへの会員価格の適用
・関連書籍等の提供

正会員として当研究会へのご入会を検討されている方は、まずは「医療賛助会員」からのご案内となります。
正会員・賛助会員のご案内も併せてご覧ください。

正会員へのステップ

医療賛助会員として腸内フローラ移植への理解を十分に深めていただきましたら、ご希望の場合のみ「移植医療機関(正会員)」「相談連携機関(正会員)」へ登録が可能となります。

患者さんへの説明が十分にできる知識があるか、
これから腸内フローラ移植を一緒に確立していく意思があるか、
事務局とのやり取りや患者カルテシステムへの入力がスムーズに行えるスタッフを置くことができるかなどを総合的に判断し、理事会決議をもって正会員への登録となります。

移植技術担保のため、厳正な審査を行っております。予めご了承ください。

正会員へのサポート体制

研究会全体の経験値を会員一人ひとりの経験値に。
会員一人ひとりの経験値を研究会全体の経験値に。

当研究会では、患者さん情報の共有や移植方法の統一などにより、移植医療機関や相談連携医療機関をサポートしています。

患者カルテシステムによる情報共有

移植期間中、患者さんには診察と移植のために複数回にわたり医療機関に足を運んでいただくことになります。
そのすべての診察や移植において、患者さんの訴えや客観的観察に基づく移植評価、便の状態変化等の情報をリアルタイムに当研究会に共有していただいています。(患者カルテシステム:kintone)

また、カルテ上でコメントをやり取りすることができ、当研究会ならびに研究所職員とオンラインでチームカンファレンスを行っています。

診察時 Q&A の共有

問合せ時、移植前、移植中、移植終了後のそれぞれの段階で患者様からよくいただくご質問を共有し、リアルタイムで内容を更新しています。
提携医療機関は、ただ移植菌液を患者さんに提供するだけではなく、移植に対する理解を深め、期待される効果やリスクに関する説明を十分に受けてから移植に進むことができます。

内部向け勉強会への参加

すべての提携医療機関は、定期的に開催される腸内フローラ移植臨床研究会の勉強会にご参加いただきます。
他の医療機関との積極的な意見交換や症例検討から、自院での移植に役立つヒントを見つけてください。

移植レクチャー

移植医療機関(正会員)は、菌液の取り扱いや移植現場で起こりうる事象への対処法に関する研修を受けていただきます。その際、提携医療機関の臨床医(または家族やスタッフ)に対し、実際の移植菌液を用いた移植デモンストレーションを行っています。
患者さんに実際に移植を行う前に移植を経験することができますのでご安心ください。

正会員の皆さまへお願い

当研究会は、まだ効果の定かではない腸内フローラ移植の効果検証と、より有効な方法の探索を掲げる非営利団体です。
正会員になられた先生には、下記のことをお願いしています。

  • 患者カルテシステムkintoneへの必要事項の入力(必須
  • 移植終了後の症例報告書の提出(必須
  • リアルタイムな有害事象の報告(必須
  • 月1回の内部向け勉強会への参加
  • 実績の少ない医療機関への教育
  • 積極的な学会、論文発表

医療機関からのよくあるご質問

※準備中です。


・医療機関向け情報
提携医療機関
正会員、賛助会員のご案内