ご挨拶

代表理事

田中 善(たなか よしむ)

  • 1952年 大阪市生まれ
  • 1980年 鳥取大学 医学部卒
  • 現職:医療法人仁善会 田中クリニック 理事長
  • 医学博士

増加を続ける、がんその他の生活習慣病や難病に対して、治療の可能性を広げるための有力な選択肢が「糞便微生物叢移植」です。
今までの実績を踏まえ、さらに臨床例を積み上げて、有効な対処法を提供できるようにしていきたいと思います。
この治療法の可能性は大きく広がっています。みなさんの期待に応えられるように研究を進めていきますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

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専務理事

城谷 昌彦(しろたに まさひこ)

  • 1970年 兵庫県生まれ
  • 1995年 東京医科歯科大学 医学部卒
  • 現職:ルークス芦屋クリニック 院長

消化器病専門医として研究会設立以来「糞便微生物叢移植」に携わってきましたが、移植治療をするたびに腸内細菌たちの持つ力に驚かされると同時に、糞便微生物叢移植はこれからも進化する可能性を秘めた治療法であると実感しています。
これまでドナーのスクリーニング検査において厳格な基準を用いることで移植の際の高い安全性を担保してきましたが、今後はさらに安全性を高めつつ、より効果的な糞便微生物叢移植を目指して研究を重ねてまいります。
この研究会を通して少しでも皆様のお役に立つことができたら幸いです。

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理事

萬 憲彰 (よろず けんしょう)

  • 1975年 鳥取県生まれ
  • 2003年 産業医科大学 医学部卒
  • 現職:医新会よろずクリニック 理事長

近年、腸内細菌が様々な疾患に関連していることが解明され、注目を浴びてきた便移植ですが、現在日本国内では、一部の大学病院の治験でしか行われておらず、対象となる疾患も限られているのが現状です。
私も普段から数多くの患者さんの相談を受けているうちに腸内細菌へ対する有効なアプローチが、疾患を根本的に治療するうえでもっとも重要だという認識になってきました。
当研究会のナノバブルの技術を使った、NanoGAS®‐FMTによって、非常に効率的な方法で糞便微生物叢移植を行うことができるようになりました。この画期的な方法をさらに臨床に活用し、エビデンスの蓄積に貢献していきたいと思います。

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理事

麻植ホルム正之 (おえ ホルム まさゆき)

  • 1977年 スウェーデン生まれの大阪育ち
  • 2002年 産業医科大学 医学部卒
  • 現職:医療法人LAGOM(ラゴム)<br />ライフクリニック蓼科 理事長

「人を地域を医療からハッピーに」をテーマに癌や認知症などへの予防医学の追求と健康づくりのサポートを行うべくクリニックを開業しています。
「腸」と聞いて消化・吸収、ウンチが出てくるので排泄だけと考えがちですがその他にも代謝や合成、免疫など「第2の脳」と言われるほど役割は多岐にわたります。予防医学的アプローチで治療を行うとき腸のマネージメントがとても重要になりますが難渋します。
除去食やプロバイオティクスなど多くのマネージメント方法はありますが、 FMT(糞便移植)は腸内フローラの根本にアプローチする画期的な治療法だと思っています。多くの先生方のお力を借りながら腸内フローラ移植臨床研究会が難病に苦しむ方の光明になるよう微力ながら啓蒙活動と治療に努める所存です。

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理事

喜多村 邦弘(きたむら くにひろ)

  • 1963年 福岡県生まれ
  • 1991年 川崎医科大学卒
  • 現職:医療法人喜和会 喜多村クリニック 院長
  • 医学博士

腸内フローラの乱れが様々な病気に深く関与していることが明らかとなり、炎症性腸疾患をはじめ、がん・難病や生活習慣病などへの新しい治療法として、糞便微生物叢移植が世界各地で行われています。
いま、糞便微生物叢移植は積極的に取り組むべき有望な治療の一つとなっています。
この研究会を通して皆様と共に学びを深め、なにより病気で困っておられる方々のために、糞便微生物叢移植の可能性を明らかにしていきましょう。

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理事

川井 勇一(かわい ゆういち)

  • 1966年 大阪府生まれ
  • 1992年 滋賀医科大学 医学部卒
  • 現職:医療法人悠亜会 かわい内科クリニック 理事長・院長
  • 医学博士

腸内フローラというブラックボックスが開き、その研究が世界的に進む今日この頃。それにつれて医学の従来の概念は大きく変わりつつあります。
そして、その治療概念の変化として登場した、様々な疾患に対して健常人の糞便を移植するという「糞便微生物叢移植療法」は、今やその治療の有効性が実証され、まさに「ヒトの腸内細菌叢は一つの臓器である」との見解が現実のものとなってきています。
このように、医学がとんでもなく変化していく時代に、医師の一人として居られたことは、本当に幸運だと思います。
そして、この研究会の一員として、腸内フローラというブラックボックスをさらに大きく開けていくことができることを研究会、並びに関係者の皆様に感謝申し上げます。

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監事

塚本 悟郎(つかもと ごろう)

  • 1938年 愛知県生まれ
  • 1962年 岐阜薬科大学卒
  • 元鐘紡(株)取締役 創薬研究所長
  • 元米国ピッツバーグ大学客員教授
  • 工学博士

近年急速に研究が進んだ、難病の治療や生活習慣病の予防等に期待される「糞便微生物叢移植」とは、崩れてしまった腸内細菌叢のバランスを整えるため、健常人の糞便から得た腸内細菌叢を、患者さんの腸内に直接注入する方法です。
しかし、他人の腸内細菌を効果的に定着させることは易しいことではありません。目に見えない微細な泡を含んだNanoGAS®水は、本来ならIgA(免疫グロブリンA)等の自己免疫機能に阻まれてうまく棲み着くことができないとされていた他人の腸内細菌を、効果的に定着させるために開発されました。
これにより難題は解決され、臨床における顕著な成果も発表されつつあります。新薬の研究・開発をライフワークにしてきた私は、これぞ自然の摂理に適った素晴らしい療法になると考え、今後の進展に大いに期待しております。

当研究会の役員は、全員が「プロボノ」として無報酬で活動しています。
各分野の専門家たちが、その知識やスキルを無償で提供する社会貢献活動(または活動する本人たち)のことを「プロボノ」と呼びます。
専門的な知識・経験を結集し、新しい医療の確立を目指す非営利組織として活動を行っています。