当研究会は、主旨及び目的に賛同し、会員になってくださる医療機関を募集しております。当研究会の会員(正会員・準会員を含む)になっていただいた方には、糞便微生物叢移植に関する最新情報(勉強会を含む)、最新のQ&Aの他、糞便微生物叢移植のレクチャーなどを提供させていただいております。
新しい治療法としての糞便微生物叢移植
糞便微生物叢移植は、再発型CDIや自閉スペクトラム症といった、治療が困難とされている病気の新しい治療法として注目を浴びている技術です。当研究会の糞便微生物叢移植は、貴院で苦しんでいる患者さんご本人やそのご家族に対しての新しい選択肢であり、ぜひご提案頂きたい治療方法です。
腸内フローラ、及び糞便微生物叢移植に関する研究はここ数年間で急速に進み、日本国内ではいくつかの大学で、特定の疾患の患者さんに対して糞便微生物叢移植の治験が始まっており、海外では様々な疾患において大規模な治験が行われ、数多くの論文が発表されています。当研究会では、独自に開発したNanoGAS®を用いる糞便微生物叢移植法の提供を積極的に行っており、先ずはこの糞便微生物叢移植の独自技術を日本国内の医療機関に広めることを目指しております。
会員になると
当研究会は糞便微生物叢移植を様々な医療機関で取り入れていただくことを目指している為、「患者情報の共有」や「移植レクチャー」などをおこなうことにより、移植医療機関や相談連携医療機関をサポートしています。具体的な入会方法については、こちらからご確認ください。
診療情報共有システム
糞便微生物叢移植を実施する為には、患者さんに複数回医療機関に足を運んでいただくことになります。そのすべての診療内容をリアルタイムに閲覧できる「共有型電子カルテシステム(kintone)」を提供しております。
このシステムは現正会員の皆様のご協力により作成されているもので、このカルテ上で直接コメントをやり取りすることにより、当研究会ならびに研究会職員とオンラインで適宜カンファレンスを実施しています。
移植レクチャー
移植医療機関(正会員)は、菌液の取り扱いや移植で起こりうる様々な事柄への対処法に関する研修を受けていただきます。その際、移植医療機関として入会をご希望される医療機関の臨床医(または家族やスタッフ)に対し、実際の移植菌液を用いた移植体験のデモを行い、直接当研究会のスタッフが技術の解説・レクチャーを実施いたします。
診察時 Q&A の共有
問合せ時、移植前、移植中、移植終了後のそれぞれの段階で患者様からいただくご質問を共有し、リアルタイムで内容を更新しています。会員になっていただいた方は、このQ&Aに予め目を通しておくことで、患者様からのご質問やお困り事、そして糞便微生物叢移植から期待される効果やリスクに関し適切な説明方法を先生ご自身のものにしておくことができます。
内部向け勉強会への参加
すべての提携医療機関は、定期的に開催される腸内フローラ移植臨床研究会の勉強会(オンラインでの参加や動画配信あり)にご参加いただくことができます。他の医療機関との積極的な意見交換や症例検討から、自院での移植に役立つヒントとしてお役立ていただけます。