腸内フローラ移植・症例紹介

糞便微生物叢移植 症例紹介|潰瘍性大腸炎・9歳男児

症例紹介 9歳男児 潰瘍性大腸炎

基本情報

患者様:9歳男児
主治医:医療法人はるなクリニック
移植担当医療機関:医療法人はるなクリニック

初診時情報

病名:潰瘍性大腸炎、知的障害(中等度)
発症時期:2017年5月
移植目的:・疾患の改善
・便秘
・体質改善
主訴:・言語発達の遅れ
・学習等の知的な遅れ
既往歴:滲出性中耳炎のため、5歳の頃にチューブ留置手術を受けた。(現在は完治)
経緯、家族歴、生活習慣、サプリメントの利用状況など:サプリメント等

移植情報

移植期間:2024/03/26〜2024/08/22
移植回数:移植6回
移植初回〜移植終了までの変化:
【1回目移植時問診】
移植前日に普通便が出たが、本日1回目の移植で心配なために浣腸で排便したとのこと。
移植時に少し動いたが、無事完了した。
(こちらが)言っていることの理解はできている。

【2回目移植時問診】
(ご家族より)
1日1回は便が出ている。
最近は我慢ができるようになった。
理解はできていて、言いたいことはあるようだが言葉にできない様子。

【3回目移植時問診】
(ご家族より)
便通は大きく変わってはないが自己主張が増えてきている。
言いたいことはあるが、言葉に出せていない様子。

【4回目移植時問診】
(ご家族より)
言葉は発さないが、自分から積極的にさまざまなことをするようになった。
便の状態も良いので、今、大便のトイレトレーニングをしている。
3回に1回は成功している。
 
【5回目移植時問診】
(ご家族より)
積極的に自らさまざまなことをするようになり、自発性が出てきた。
便も自力で何回かすることができ、意欲が出てきている。
便通の調子も良い。

【6回目移植時問診】
積極的に人の顔色が見て関わろうとする姿勢がみられる。
話がしたくてもできない様子だが、理解はできている。
なぞり書きは大きいものだとスムーズにできるが、小さいものだとできない。
細かい作業が苦手の様子。
便通は良好。
自力でトイレに行けるようになり、詳細は分からないが良い感じとのこと。

腸内フローラバランス 比較データ

評価・考察

移植評価:症状の軽度改善
有害事象の有無:なし
移植評価:
知的障害のため、こちらの言うことは理解はできているが、言葉がなかなか出ないとのこと。さらに便通が安定しないとのことから移植を希望。

移植3回目まではあまり変化等なく、移植時も少し抵抗をしていたが、移植4回目からは状況を理解できたのか、おとなしく固定できるようになった。
便通も安定し、自己主張も出てきて自ら積極的に働きかけるようになったように思われる。
トイレに関しても大便を自力でできるようになった。
発語はないが、自分からの発信が増えてきたように思われる。
移植後の検査をして今後の方針の参考にしたいと希望されている。

以上

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