腸内フローラ移植・症例紹介

糞便微生物叢移植 症例紹介|アトピー・アレルギー・40代男性

症例紹介 40代男性 アトピー・アレルギー

基本情報

患者様:40代男性
主治医:医療法人桂名会 木村病院
移植担当医療機関:医療法人桂名会 木村病院

初診時情報

病名:アトピー・アレルギー
発症時期:1999年頃から悪化
移植目的:ガス、アレルギー(食品、花粉、化学物質など)肌トラブル(アトピー含む)、体質及び疾患の改善
主訴:最も酷い症状は皮膚疾患全般(痒み、炎症、乾燥)。現在、自己注射により、症状は全身の軽度乾燥と軽度炎症(特に顔と頭)のみ。注射を止めれば、恐らく半年〜1年程で元に戻ると思われる。副鼻腔炎の手術をしてから鼻炎症状は少なく、ここ最近は喘息症状(発作)もほとんど起きていないが、注射によりアレルギー症状全体が止まっている影響もあるかと思われる。アレルギーはほぼすべてが該当。食べ物や薬による影響は少ないが、たまに蕁麻疹が軽度に出る。
既往歴:なし 
経緯、家族歴、生活習慣、サプリメントの利用状況など:ステロイド軟膏等

移植情報

移植期間:2024/3/27〜2024/5/1
移植回数:移植6回
移植初回〜移植終了までの変化:
【1回目移植時問診】
腹部症状なし。
皮疹症状は、生物学的製剤でコントロールされている。

腹部:軟で、圧痛なし

【2回目移植時問診】
特に変わりなし。

【3回目移植時問診】
変わりなし。

腹部:軟で、圧痛なし

【4回目移植時問診】
下痢が2日間あった。
その他、特記事項なし。

【5回目移植時問診】
変わりなし。

腹部:圧痛なし

【6回目移植時問診】
変わりなし。

腹部:軟で、圧痛なし

腸内フローラバランス 比較データ

評価・考察

移植評価:変化なし
有害事象の有無:なし
移植評価:
6回の移植を行った。6回とも特に合併症等なく終了した。皮膚疾患全般(痒み、炎症、乾燥、アトピー)の症状については、現在生物学的製剤を使用中であり、症状の変化は認められなかった。

以上

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