糞便微生物叢移植 症例紹介|自閉スペクトラム症・10代男性
症例紹介 10代男性 自閉スペクトラム症(診断予定)
基本情報
| 患者様: | 10代男性 |
| 主治医: | こいでクリニック |
| 移植担当医療機関: | 医療法人仁善会 田中クリニック |
初診時情報
| 病名: | 自閉スペクトラム症 |
| 発症時期: | 2017年4月 |
| 移植目的: | 疾患の改善、便秘、睡眠障害 |
| 主訴: | ・夜、眠れない。 ・こだわりがある。 ・便秘。 ・時間の感覚がわからない。 ・学校の勉強についていけない。 ・2つ以上の指示が通らない。 ・優先順位がわからない。 ・抽象的な言い方が理解できない。 ・歯が異常に過敏なため、歯磨きができない。 ・記憶力が悪い。 ・覚えられないので、約束できない。 |
| 既往歴: | なし |
| 経緯、家族歴、生活習慣、サプリメントの利用状況など: | サプリメント等 |
移植情報
| 移植期間: | 2023/07/03〜2023/08/07 |
| 移植回数: | 移植6回 |
| 移植初回〜移植終了までの変化: |
| 【事前診察】 (保護者より) 時間感覚、曜日感覚がない。 短期記憶が悪く、さっき言ったことを忘れている。 ずっと呆然としている。 運動音痴で運動会のダンスが全くできず、球技も全くできない。 睡眠は、入眠に2時間かかる。 食欲は偏食があり、ご飯、麺、お菓子しか食べられず、同じものばかり食べていた。 性格的に融通が利かず、変更を受け入れられない。 癇癪を起こしてしまう。 勉強は、図形、算数は0点に近い。 漢字は鏡文字で絵を描くように書いている。 友人関係は、特定の子供としか話ができない。 周囲から馬鹿にされていることにも気づいていない。 診察でも、片言のような話し方でほとんど話ができず、会話が弾まない。 終始ぼうぜんとしている。 ADHD特性、発達特性が顕著。 【1回目移植時問診】 (保護者より) 不眠がある。 ゲームが好きだが寝る前にはさせないようにしている。 甘いものや米が好き。 野菜はニンジン、トマト(煮物)を食べる。 便秘があり、排便は2日に1回程度。 著変なし。 嫌がることもなくスムーズに移植終了。 体位変換も素直に従い施行。 【2回目移植時問診】 (保護者より) 著変なし。 便通、食事は不変。 著変なし。 移植も著変なく終了。 【3回目移植時問診】 (保護者より) 日常生活は変わりなし。 相変わらず便秘傾向だが、本日排便あり(普通バナナ便)。 お菓子など甘いものを好む。 米、ニンジン、イモが好き。 著変なし。 移植も著変なく終了。 体位変換も嫌がることなくスムーズだった。 【4回目移植時問診】 (保護者より) 睡眠障害で朝起きられない。 これは移植前から変わりなし。 便通は良くなっており、コロコロ便から普通便に変わってきている。 著変なし。 移植前後で特に変化なし。 【5回目移植時問診】 (保護者より) 本日は排便なし。 便通は良くなっている。 夕方以降にイライラする。 朝の目覚めは良くなった。 著変なし。 【6回目移植時問診】 (保護者より) 目覚めは少し良くなっている。 便はコロコロ便からバナナ便になってきた。 毎日排便があるようになってきた。 イライラが多くなってきた(反抗することが多くなった)。 著変なし。 今回で移植終了。 今後、主治医が経過を観察する。 【6回目移植4週間後】 (保護者より) 排便は2日に1回、バナナの形。 テストで初めて満点、または高得点を取り、その後も継続中。 食欲が増した。 学校の授業内容などの細かな報告が増えた。 曜日の感覚が身についてきた。 受け答えがしっかりしてきている。 移植前より元気になってきている。 様々な認知能力の改善が見られる。 経過を観察する。 【6回目移植12週間後】 (保護者より) 排便は2日に1回、バナナの形。 漢字を絵のように書く独特の歪な形がなくなり、書き順を覚えだす。 バトミントンやバッティングなど、球技ができなかったがかなり上達している。 運動会のダンスは毎年ワンテンポ遅れて踊っていたが、今年は遅れがなくリズムに合わせて踊れていた。 受け答えがしっかりして、ハキハキしてきている。 |
腸内フローラバランス 比較データ

評価・考察
| 移植評価: | 著効 |
| 有害事象の有無: | なし |
| 移植評価: |
| 自閉スペクトラム症の男児に移植が著効した症例。 図形の問題ができるようになってきた。 テストで100点を連発。 保護者もびっくりしている。 担任の先生も驚き、自宅に電話がかかってきた。 生まれて初めて掃除をしたとのこと。 誰とでも話せるようになっている。 運動、ダンスもできるようになった。 通知表も、かなり改善した。 |
以上