過敏性腸症候群 40代女性 -糞便微生物叢移植症例紹介

2024年02月06日
医療法人　はるなクリニック過敏性腸症候群

症例紹介　40代女性　過敏性腸症候群

要約

以前から食後におなかが張ってガスが出ており、下痢便を何回も起こしていた。

移植3回目終了後から少しおなかの張りが改善され、移植を重ねるごとに症状改善し5回目には不快感がなくなった。

基本情報

患者様：	40代女性
主治医：	医療法人　はるなクリニック
移植担当医療機関	医療法人　はるなクリニック

初診時情報

病名：	過敏性腸症候群
発症時：	1991年4月
移植目的：	下痢・ガスの改善
主訴：	ガス、下痢、ご飯を食べた後にガスが異常発生することが多い。静かな部屋に居ると緊張してガスが異常発生する。
既往歴：	なし
経緯、家族歴、生活習慣、サプリメントの利用状況など：	整腸剤

移植情報

移植期間：	2022/2/22~2022/8/30
移植回数：	移植6回＋追加移植1回

移植初回〜移植終了までの変化：

【1回目移植時問診】 1回目の移植前から、水素NanoGAS水を飲用、便の状態やおなかの張りは変化なし。なるべく多くの水をこまめに飲んでくださいと医師よりアドバイス。移植処置後、おなかの音は少しある程度。【2回目移植時問診】 1週間前の移植後、特に変わりはなかった。菌液は吸収されて出なかった。【3回目移植時問診】 1週間前からおなかの張りが改善。あまり便意が気にならなくなった。たまに下痢がある程度。【4回目移植時問診】かなり良くなった。ガスの量も減って排便すれば症状は消える。下痢状の便はコロコロ便になってきた。不快感がかなり減ったので楽になった。【5回目移植時問診】以前は1日20回くらい便意や便通があったが 1日1回になり、かなり楽になっている。便も下痢気味だったのがバナナ状になった。特に不良は感じなく、移植をしてよかったとのこと。【6回目移植時問診】おなかの張りもガスもほとんど感じなくなり、便通も1日1回か2回、バナナ状で調子が良い。ほぼ不快感はなくなった。【追加1回目移植時問診】 6回目の移植の後から下痢の回数が増えて前の状態に戻った。焦って、7回目の移植を申し込んだが1週間前から落ち着いてきている。今はガスもなく、便の状態も良い。快調に過ごせている。