腸内フローラ移植・症例紹介

糞便微生物叢移植 症例紹介|過敏性腸症候群等・20代男性

症例紹介 20代男性 過敏性腸症候群、パニック障害

基本情報

患者様:20代男性
主治医:医療法人社団ウィズヘルス 二子玉川メディカルクリニック
移植担当医療機関:医療法人社団ウィズヘルス 二子玉川メディカルクリニック

初診時情報

病名:過敏性腸症候群、パニック障害
発症時期:1年前
移植目的:・疾患の改善
・下痢
・睡眠障害
主訴:腹痛、下痢(小学生頃より慢性的に持続)
既往歴:パニック障害、不眠症
経緯、家族歴、生活習慣、サプリメントの利用状況など:入眠剤、持続性心身安定剤等

移植情報

移植期間:22018/07/11〜2019/04/25
移植回数:移植6回+追加移植3回
移植初回〜移植終了までの変化:
【1回目移植時問診】
(患者さんより)
最近、下痢だったが調整剤を飲んだら落ち着いた。 

(移植前)
SpO2 97%、血圧116/61mmHg、脈拍77/分、体温37.1℃
腸音:グル音良好

(移植後)
SpO2 96%、血圧107/62mmHg、脈拍77/分
腸音:ポコ音あり
腹部症状を観察していく。

【2回目移植時問診】
(患者さんより)
何も変わりはなかった。 

(移植前)
SpO2 97%、血圧117/63mmHg、脈拍63/分、体温37.2℃
腸音:微弱(下腹部)

(移植後)
SpO2 98%、血圧117/63mmHg、脈拍63/分
腸音:移植前より良好。 
身体・腹部症状を観察していく。

【3回目移植時問診】
(患者さんより)
よく眠れるようになった。

(移植前)
SpO2 98%、血圧114/54mmHg、脈拍82/分、体温36.9℃
腸音:良好

(移植後)
SpO2 98%、血圧104/56mmHg、脈拍59/分、体温36.5℃
腸音:下降結腸部にてポコ音あり(聴取可)
身体の変化あり。

【4回目移植時問診】
(患者さんより)
よく眠れるようになった。 

(移植前)
SpO2 97%、血圧121/69mmHg、脈拍64/分、体温36.7℃
腸音:腸音良好

(移植後)
SpO2 97%、血圧115/65mmHg、脈拍68/分、体温36.1℃
腸音:ポコ音あり
少しずつ改善傾向。

【5回目移植時問診】
(患者さんより)
食べられなかったヨーグルトが食べられるようになった。
便通、睡眠はまずまず。

(移植前)
SpO2 98%、血圧120/67mmHg、脈拍64/分、体温36.8℃
腸音:良好

(移植後)
SpO2 97%、血圧120/60mmHg、脈拍58/分、体温36.4℃
腸音:ポコ音あり
経過を観察する。

【6回目移植時問診】
(患者さんより)
腸の動きが良くなった。
体の調子が良い。
睡眠は入眠剤を飲んでいるが、前よりよく眠れる。
ヨーグルトは継続して食べている。

(移植前)
SpO2 97%、血圧112/57mmHg、脈拍67/分、体温36.8℃
腸音:良好

(移植後)
SpO2 97%、血圧104/60mmHg、脈拍62/分、体温36.4℃
腸音:ポコ音あり
体調に変化あり。 
移植6回終了し、プラン終了とする。

【7回目移植時問診】
(患者さんより)
めまいは良くなった。
お腹が緩いのは継続しており、張りがある感じがする。
不眠は変わらず。

大きな変化なし。
移植2クール目3回予定。
移植を継続し、経過観察する。

【8回目移植時問診】
(患者さんより)
移植6回終了後の2ヶ月間は便の調子が良かった。
ヨーグルトも2ヶ月後から食べられなくなった。
寝付きが悪いのは相変わらずで、入眠剤を飲まないと眠れない。 

下痢、睡眠、食事の状態はいずれも後退傾向を示しており、引き続き経過観察とする。

【9回目移植時問診】
(患者さんより)
入眠剤は飲んでいるが、途中覚醒することは少なくなった。
熟睡感も増えた。
乳製品は相変わらず控えている。
排便は1日2回、黄土色で泥状。
腹痛は少なくなった。 

(移植前)
SpO2 98%、血圧114/63mmHg、脈拍66/分、体温35.8℃

(移植後)
SpO2 98%、血圧102/63mmHg、脈拍57/分、体温36.0℃
腸音:良好
全身症状はやや改善傾向。 

腸内フローラバランス 比較データ

評価・考察

移植評価:著効
有害事象の有無:なし
移植評価:
原因不明の腹痛が1ヶ月前から持続していた。
パニック障害があり、不眠症は内服でのコントロールが不良であった。
腹痛および不眠の改善目的で移植を開始した。 
腹部膨満感が軽度あるものの、移植後に腹痛は緩和した。
眠剤は使用しているが、睡眠時間が長くなり、めまいも改善した。
著効であった。

以上

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