【論文受理】自閉スペクトラム症(ASD)に対するNanoGAS®-FMTの特定臨床研究成果論文が国際学術誌に受理
この度、当研究会が推進してまいりました、自閉スペクトラム症(ASD)児を対象とした次世代FMT(NanoGAS®-FMT)法の有用性と安全性に関する特定臨床研究の結果が、2026年2月2日に国際学術誌『Frontiers in Pediatrics』にて正式に受理されました。本研究は、特定臨床研究(jRCT)という厳格な枠組みの中で実施され、ASD症状の有意な改善とその長期持続性が科学的に確認されたものです。
jRCT(臨床研究等提出・公開システム):https://jrct.mhlw.go.jp/latest-detail/jRCTs031230041
■ 各評価指標の詳細結果
1. 主要評価項目:対人応答性(SRS-2)
日常生活におけるASD関連症状の重症度を評価する指標。
- 改善率:重症度(合計粗点)が101.6から72.4へ減少し、約30%の症状軽減を達成。
- 持続性:30週後の改善効果が2年後まで維持されました。

2. 感覚処理障害(SSP:感覚プロファイル短縮版)
音・光・触覚などの過敏症や鈍麻を評価する指標。
- 改善率:感覚処理障害が約30%軽減。
3. 消化器症状(GSRSおよびBS scale)
胃腸障害の程度と便の形状を評価する指標。
- GSRS(重症度):胃腸障害の重症度が約61%と大幅に軽減。
- BS scale(便形状):30名中26名(87%)が「理想的な便(スコア4)」に改善。
施行前は便秘や下痢の傾向が強かった対象者の多くが、正常範囲へ移行しました。
4. 精神症状(PHQ-4)
鬱(うつ)症状および不安症状を評価する指標。
- 改善率: 鬱・不安症状が約28%低減(ASD自体の改善率と同等)。
腸内環境の改善が、精神的な安定(二次的な周辺症状の緩和)に寄与していることが示唆されました。
■ 従来法と「NanoGAS®-FMT」法の違い
一般的な腸内フローラ移植と「NanoGAS®-FMT」法の違いとして、従来の腸内フローラ移植法と、当研究会に所属する医師が実施する「NanoGAS®-FMT法」とは決定的な相違があります 。
| 比較項目 | 一般的な腸内フローラ移植(従来法) | 「NanoGAS®-FMT」法 |
| 糞便微生物叢の調製液 | 生理食塩水 | 水素ナノバブル水 |
| FMT施行前の処置 | 抗菌薬投与や腸管洗浄が必要 | 不要 |
| 投与方法 | 多くの場合、大腸内視鏡による投与 | 細いゴム管による直腸投与(投与時間:短時間) |
■ 論文情報
- 論文タイトル:Safety and Efficacy of a Novel Fecal Microbiota Transplantation Method Using Hydrogen Nanobubble Water Without Antibiotics or Bowel Cleansing in Children with Autism Spectrum Disorder: An Open-label, Single-Arm Study Demonstrating Improvements in Core and Comorbidity Symptoms
- 学術誌:Frontiers in Pediatrics, section Pediatric Neurology
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