糞便微生物叢移植 症例紹介|アトピー・アレルギー等・40代女性
症例紹介 40代女性 アトピー・アレルギー等
基本情報
| 患者様: | 40代女性 |
| 主治医: | 城谷バイオウェルネスクリニック(旧:ルークス芦屋クリニック) |
| 移植担当医療機関: | 城谷バイオウェルネスクリニック(旧:ルークス芦屋クリニック) |
初診時情報
| 病名: | アトピー・アレルギー リーキーガット 小腸内細菌異常増殖症(SIBO) ヒスタミン不耐症 |
| 発症時期: | 2020年11月 |
| 移植目的: | ・疾患の改善 ・アレルギー(食品、花粉、化学物質など) ・肌トラブル(アトピー含む) |
| 主訴: | 糖類が多い食品を食べると顔が腫れ、アトピーが悪化する。 消化不良の排便。 遅延型アレルギー検査で陽性の食品を摂取すると翌日に頭痛、低血圧になる。 |
| 既往歴: | 20代中頃、5年ほど扁桃炎、溶連菌、副鼻腔炎を頻繁に患い、抗生剤治療を繰り返す。 29歳で扁桃腺を切除する。 術後1ヶ月後頃から皮膚の痒みが出始め、31歳までステロイド軟膏を使用していた。 その後リバウンドが起きたが、数年にわたる食養生である程度は改善した。 36歳で出産後、何度かアトピーが再発。 43歳、精神的ショックから胃腸症状が悪化。 胃酸を抑える薬を服用してさらに悪化する。 徐々に、摂取した翌日に体調を崩す食材が増える。 44歳、重金属蓄積が判明しデトックスを行う。 その後、さらに食べられない食材が増え、ヒスタミンに過敏に反応するようになりアトピー性皮膚炎が再発した。 |
| 経緯、家族歴、生活習慣、サプリメントの利用状況など: | サプリメント等 |
移植情報
| 移植期間: | 2021/07/09〜2022/03/30 |
| 移植回数: | 移植6回+追加移植2回 |
| 移植初回〜移植終了までの変化: |
| 【1回目移植時問診】 (患者さんより) アトピー性皮膚炎は鎖骨から上、顔と首、手掌、手指の発疹、発赤、痒み、乾燥があり気になる。 水素水を吹き付けて、水疱がなくなり痒みも軽減した。 サプリメントを1日2錠内服し、体幹、乳頭、膝裏の発赤、熱感、痒みなどの炎症が軽減した気がする。 別のサプリメントも内服しているが、その効果はまだよくわからない。 普段は7〜8時間睡眠。 昨晩は子供が痒みで寝られないのを介抱して睡眠6時間。 中途覚醒なく良眠。 睡眠不足は日中の昼寝などで補えている。 【2回目移植時問診】 (患者さんより) 前回移植後、新幹線を下車した頃に「なんか違うよ」と家族に言われた。 首の皮膚の炎症がましになった。 移植当日、フワフワ軟便あり。 翌日便秘、翌々日から通常のType 5の軟便。 昨日、抗ヒスタミン薬を飲み忘れ、本日Type7の水様便。 それに伴って肌の調子が悪い。 水素水とプロテクト電解水は痛くてしみて痒みがあるため、合わないと感じ使用していない。 食事は色々と肉を試してみたが、鶏肉は炎症が出る気がする。 ピーマンで痒み、ジャガイモで頭痛あり。 葉物でさまざまな種類を摂っている。 生野菜にもチャレンジ。 梅干しは毎食つけており、野菜と和えたりして食べているが、痒くならない。 前回移植を終えて、「体が楽。気分も上がり、落ち込まなくなった」と笑顔で話されている。 【3回目移植時問診】 (患者さんより) 1回目と同様に前回移植後、2時間後にも腹痛あり。 前回移植後の便は未消化(黄から緑)。 水素水は首、顔は痒みが増して不可。 手のみオイルと共に使用。 昨日、首のアトピーが酷く炎症し、肉をやめてみたらましになった。 お腹がすごく空く。 おにぎりや米が多くなっている。 痒みが出ると不安になるが、気分は前向きで明るいと笑顔で話されている。 夢など見ることもなく爆睡しているとのこと。 【4回目移植時問診】 (患者さんより) 前回移植直後、新幹線での帰宅時からアトピー(特に首の周り)に痒みあり。 あまり良くない。 4日前の夜、長芋の短冊、多めの人参をリゾットにして食べたり、米をいつもの無農薬米から減農薬米に変えて食べたところ、首と顔がずるむけになり痒みが酷かった。 手作り化粧品が合わなかったためアトピー用の化粧品に変えて、水素水も使用。 手湿疹は落ち着いている。 子供の介抱のため睡眠不足。 いったん寝ると夢もみず爆睡している。 今までが緩めの便だったせいか、前回移植後から硬めの細い便になったため、スッキリ感はやや低下傾向。 【5回目移植時問診】 (患者さんより) 前回移植時は、新幹線の行き帰りから首の痒みあり。 特に週末がしんどくて、月曜日に肉・脂断ちをして調子が良くなり、本日まで痒みはなかった。 調理にはココナッツ油かオリーブオイル、アマニ油などを少量のみ使用。 便通はType 1〜2でやや便秘傾向。 カボチャは不可。 レンコンはまし。 ツルムラサキなどの葉物の野菜ばかり食べている。 話をしても子供のことで頭がいっぱいの様子で表情は暗い。 雑談などには明るく笑顔で話されている。 【6回目移植時問診】 (患者さんより) 前回移植後の帰宅時、首周りの痒みあり。 便通は当日はなく翌朝Type 7が少量のみ。 その後は2日に1回ペースでType 2が大バナナ1/2程度、今朝はType 1が少量と便秘傾向。 水素水を飲むと30分くらいで手に水疱が出るが、やめると消失する。 肉断ちをしていたが、体力低下にて再開。 鶏肉はいまいち、豚肉はまあまあ。 少しずつ増やし、今は3食取り入れている。 やはり元気が出ると実感している。 8月から自宅近隣にある施設でアラテックセラピーを開始し、3回療法をした。 子供は6回治療した。 その際、自分に合う合わない食べ物がわかり参考になった。 昨日1週間ぶりに水素水200ml弱を飲用したが、痒みや水疱はいつも程ではなかった。 嫌な敏感な感じが多少なくなり、かきむしったりすることなく気にならなかった。 夢は見ない。 少しずつ食べることに対して意欲が出てきている様子。 【7回目移植時問診】 (患者さんより) 前回移植後、食事が摂れなくなり、アラテックセラピーを受けた。 たくさんの臓器が悪くなっていると言われた。 前回移植の翌月(9月)になってからは、子供と2人で4合食べるくらいになっていた。 けれど、体重が4kg減少し生理も止まってしまった。 さらに10月に入り体重と生理が戻ってきて、11月からは少し元気が出てきたが、体がさまざまなものに対して過敏になってきている。 米・豚・さつまいもは食べられるようになった。 オステオパシーの施術のために隣県へ行っている。 そこでは、心臓・胃・副腎が悪いと言われ、胃の施術を先週末受けた。 好転反応か今は胃がむかむかしている。 子供が学校に行くようになって、その送迎のため疲れている。 話しだすとかなり長く、時折、感情失禁により涙を流される場面あり。 皮膚は乾燥しており、最近は塗布できるものがないとのこと。 腹部平坦でソフト。 四肢末梢に冷感あり。 子供のことに関して、母である自分を責めているような発言が見られる。 追加移植1回目終了。 今後の経過を見ていく。 【8回目移植時問診】 (患者さんより) 前回移植後から食事を色々とチャレンジしたが、胃腸の調子が悪くなった(下痢・便秘)。 子供が移植をしてからは、子供と同じ食事をしている。 1週間程前より風邪気味になり、発熱から微熱が続き、悪寒が持続している。 熱が出ると頭痛もあり、呼吸が浅くなる。 家事、買い物、塾の送迎といった日常生活は送れている。 体が冷えたことと胃腸の調子が悪いことで、肌の荒れも出てきた。 先月から今月は睡眠不足のためか、嫌な夢を見たりした。 最近は睡眠が取れているからか、夢は見ない。 今朝、鼻水が出てきた。 気温の変化に体がついていけていない感じ。 腹部ソフト。 腹鳴は普通よりやや弱め。 本日排便あり。 下腿部の皮膚は乾燥している。 |
腸内フローラバランス 比較データ

評価・考察
| 移植評価: | 症状の軽度改善 |
| 有害事象の有無: | あり(軽度) 湿疹・肌荒れ |
| 移植評価: |
| 食物過敏症、アトピー性皮膚炎に対しての移植施行。 術後3ヶ月時点ではフローラバランスは劇的に変化、改善しているものの、皮膚症状は以前と変化なく、多くの食材に反応してしまう。 メンタルはやや改善か。 |
| 追加移植後の移植評価 |
| FMT後一時的に症状改善あったが、増悪あり。 現在のところ明らかな症状改善は認めていない。 |
以上