糞便微生物叢移植 症例紹介|自閉スペクトラム症等・5歳男児
症例紹介 5歳男児 自閉スペクトラム症等
基本情報
| 患者様: | 5歳男児 |
| 主治医: | 城谷バイオウェルネスクリニック(旧:ルークス芦屋クリニック) |
| 移植担当医療機関: | 城谷バイオウェルネスクリニック(旧:ルークス芦屋クリニック) |
初診時情報
| 病名: | 自閉スペクトラム症、軽度知的障害 |
| 発症時期: | 2019年12月 |
| 移植目的: | 疾患の改善 |
| 主訴: | 1歳頃から回るもの(扇風機や観覧車)をずっと見ている。 幼稚園生活では、部屋から出て行ったり、うまく適応できなかった。 複数のサプリメントを服用し、その効果もあってか集団生活に馴染めるようになった。 幼稚園での鍵盤ハーモニカやプリント学習はついていけていない様子。 家庭では特に母親に対しては聞き分けが悪く、言い聞かせても癇癪を起こすことがある。 新しいものに抵抗があるようで、毎日同じ絵本を読んでと言い、違う絵本は受け付けない。 DVDも同じものを何回も観る傾向がある。 集団の幼稚園や家庭では会話できるが、個別療育では発語がない。 目線と仕草で表している。 家では思い通りにならないと癇癪を激しく起こすことがある。 |
| 既往歴: | 2019年11月 てんかんの疑い 下痢がひどい時にてんかん様痙攣を1度起こす。 以後半年ごとに脳波測定。 服薬はなし。 寝入りに少してんかんの波形が出るとのこと。 以後発作なし。 |
| 経緯、家族歴、生活習慣、サプリメントの利用状況など: | 2020年4月:複数のサプリメントの服用を開始。 2020年8月:新規サプリメント、2種類の漢方製剤の服用開始。 2020年9月:2種類のサプリメントを2ヶ月間服用しカンジダの除菌。 2020年10月:新規サプリメントを開始。エプソムソルトで入浴。 2020年11月:新規サプリメントの服用を開始。 |
移植情報
| 移植期間: | 2021/06/25〜2021/07/09 |
| 移植回数: | 移植3回 |
| 移植初回〜移植終了までの変化: |
| 【1回目移植時問診】 (母親より) 家で思い通りにならない時は癇癪を起こす。 友達に間違いを指摘されると1〜2時間は気分が落ち込んでいる。 ゲイズファインダー検査時、動きがあるため時間を要し、臨床心理士の膝の下で検査実施。採血や移植時、発声や嫌がる動きは見られず実施できた。 移植2週間前にMRワクチンを接種した。 腹部の膨満や張りは認めず。 移植については母親から、病気をしにくくするための治療であることを事前に説明されていた。 そのため、スムーズに移植ができたと考える。 【2回目移植時問診】 (母親より) 今までは朝夕の1日2回の排便だったが、朝の排便がなくなった。 質問が多いのは前からだったが、しつこくしてくる。 昨日初めて幼稚園の先生に帰りの挨拶を少ししていた。 2週間前から行っている預かりホームでは職員室で過ごしていたが、昨日はホームの中で過ごしていた。 腹部膨満認めず。処置中じっとしている。 【3回目移植時問診】 (母親より) 最近の便はしっかりしてきた。 ちょっとだけ集中力が出てきた。 土日の週末に旅行に行った。 その時に講座があり、20〜30分じっとして聞いていた。 表情は変わらず、頷くこともないが移植中など指示に従っている。 |
腸内フローラバランス 比較データ

評価・考察
| 移植評価: | 著効 |
| 有害事象の有無: | なし |
| 移植評価: |
| 移植後の症状の改善認め、現在も維持されている。 依然、場面緘黙はあるものの、特定の他者には(心が)開かれるようになり、会話が成立することも増えている。 こだわりはまだ強いところはあるものの、患児の個性の一部とも捉えることは可能な範囲にとどまっている。 学校生活にも馴染み、支援学級に所属しながらも普通学級で過ごすことが多い。 腸内フローラバランスも自閉スペクトラム症(ASD)のバランスから大人のようなバランスに変化してきており、B判定と改善傾向を維持できている。 |
以上