35年以上独自研究した腸内フローラ移植(便移植)を受けられる、国内唯一の学術的研究会です
一般財団法人 腸内フローラ移植臨床研究会
TEL: 06-6379-3328

腸内フローラ移植とは

腸内フローラ移植とは

独自の移植菌液精製方法

腸内フローラのバランスが私たちの健康や病気の発症に密接に関わっていることが広く知られるようになってきましたが、崩れてしまった腸内フローラをもとの状態に戻したり、理想の状態に変えたりするのは簡単ではありません。

そこで、崩れてしまった腸内細菌のバランスを整えるため、健康な人の腸内フローラを移植するという治療法に期待が高まっています。

学名:糞便微生物移植=Fecal Microbiota Transplantation

科学者たちのあいだでは、「腸内フローラは臓器である」と言われることもあります。損なわれた臓器を移植することで健康を取り戻してきた人類の医学の進歩の過程を見ると、腸内フローラを移植することはごく自然なことなのかもしれません。

しかも、腸内フローラ移植は移植時の痛みや副作用がほとんどなく、ドナーにとっても患者にとっても負担の軽い方法で行うことが可能です。

対象となる疾患や治療効果などについてはまだまだ不確定な要素が多いものの、これまでの医療のアプローチとは違ったかたちで病気の治療や予防に役立つのではないかと期待されています。

当研究会では、一般的に行われている方法とは違った独自の移植菌液精製方法を採用することで、従来法で課題とされていた菌の生着率、生着速度を飛躍的に向上させています。

主な対応疾病

潰瘍性大腸炎
クローン病
過敏性腸症候群
精神疾患(うつ病、躁うつ病、パニック障害など)
糖尿病(Ⅱ型)
高血糖・脂質異常症・高血圧
アトピー・アレルギー
など

その他、どのような疾病でもぜひ一度ご相談ください。
※ただし、疾患の状態や投薬状況により、各移植医療機関の判断で移植対象とはしない場合があります。

腸内フローラとは

100兆の腸内細菌たちと共存共栄している

私たちの腸内には、100兆以上の腸内細菌たちが絶えず世代交代をしながら生息しています。

多種多様な腸内細菌たちを顕微鏡で覗くとまるでお花畑のように見えることから、腸内細菌たちの生態系を腸内フローラと呼びます。

腸内フローラが、さまざまな面から私たちの健康や病気に密接に関わっていることが明らかになってきました。

良いバランスの腸内フローラは心身の健康に大きく貢献してくれる一方、腸内フローラバランスが崩れると、不調や病気を引き起こしてしまうことが研究によって解明されつつあります。

腸からイメージしやすい便秘や下痢だけではなく、太りやすさやアレルギー疾患、うつ病や自閉症にも腸内細菌との関わりが発見されています。
身体は自分ひとりのものではなく、100兆の腸内細菌たちと共存共栄していると言っても過言ではないのではないでしょうか。

海外と日本の比較

欧米での取り組み

いま、欧米を中心に世界中の研究者たちが腸内フローラの研究に取り組み始めています。

アメリカの医療研究の中核をなすとも言える国立衛生研究所(NIH)では、ヒトゲノム計画に続き、2007年に「ヒト・マイクロバイオーム・プロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトの目的は、ヒトに関わる細菌の在りようを明らかにすることです。

さらに欧米諸国では、何十年も前から糞便微生物移植(腸内フローラ移植)の研究が進んできました。2014年には、アメリカの政府機関FDA(アメリカ食品医薬品局)が、クロストリジウム・ディフィシル感染症での多剤耐性時の治療ガイドラインにおいて、糞便微生物移植が第一に選択すべき治療法であると位置づけました。

また、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患に対する効果も上げています。

日本での取り組み

日本で「腸内フローラ」に多くの関心が集まるようになったのは、2015年2月に放映されたNHKスペシャル「腸内フローラ解明! 驚異の細菌パワー」がきっかけです。

それからは、単にお通じを良くするなどの消化に関する働き以上のパワーを腸内細菌が持っているのではないかという認識が一般の方にも広がりました。

日本における糞便微生物移植の研究は、2013年に各地の大学病院など8施設において、潰瘍性大腸炎とクローン病に特化した臨床治験が始まりました。(2016年に第一相終了)

海外と比較すると遅れていると言わざるを得ないのが現状ですが、日本でもより多くの方に腸内フローラ移植の可能性を知っていただくため、本研究会では幅広い疾病において臨床研究を進めています。


・腸内フローラ移植とは
一般的な方法との違い
症例紹介