<第8回学術大会>参加者アンケートまとめ
2024年9月22日に開催した第8回学術大会では、最新の研究成果や症例報告を共有する貴重な場として、医療従事者だけでなく一般の方含めて100名以上の方にご参加いただきました。
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今年の学術大会では、がんと自閉スペクトラム症の2つのテーマをメインに発表いたしました。
まず、がんに関しては、今年8月に国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院、順天堂大学、メタジェンセラピューティクス株式会社が、食道がん・胃がん患者を対象とした「腸内細菌叢移植」の臨床試験を開始したことで、腸内細菌叢移植ががん治療において注目を集めました。
当研究会でも、がん患者に対して腸内細菌叢移植を実施しており、学術大会では「がんと腸内細菌」や「乳がんの症例報告」について発表いたしました。
自閉スペクトラム症については、日本で初めてとなる特定臨床研究を昨年開始し、今年9月に無事終了いたしました。本学術大会では、その特定臨床研究の結果報告を行いました。
基調講演では、地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター子どものこころの診療科の平山 哲先生をお招きし、長年にわたる臨床経験をもとに60分にわたりご講演いただきました。
また、ランチタイムトークセッションでは、各方面で活躍されている3人のお母さん方に登壇いただき、障がいを持つ子どもたちが個性を活かしながら成長していくための環境づくりや活動についてお話いただきました。
医療従事者と一般の方が同じ空間で「腸内細菌叢移植の可能性」に触れ、深く感じていただいた1日となりました。ご参加いただいた方々から多くの感想をいただいておりますので、各演目ごとにご紹介させていただきます。
第8回学術大会 感想

がん治療において免疫力の重要性が注目されています。しかし、がんの予防、初期、進行、末期の各段階によって、適用される治療法は多岐にわたります。その中でも、腸内細菌叢移植(FMT)は新たな治療法として期待されています。本発表では、がんの各段階における(免疫)治療の選択肢とともに、特に腸内細菌叢移植がどのようにがん治療に寄与するかについて、最新の研究結果を交えた見解を述べます。腸内環境の調整が免疫力向上に与える影響と、その臨床的意義を検討します。
腸内フローラバランスの変化を病気の改善の1つの指標にされていて、将来の治療の基準が変わると思った。
がん細胞が生まれて消滅するメカニズムをわかりやすく、最先端のお話してくださり、とても理解しやすかったです。がん治療のピラミッドも大変わかりやすく、もっとお話を聞きたかったです。
「がん」という存在に先生方が立ち向かい、データによって明確にどのような対処で治療すれば「がん」がなくなるのか、その方法を知ることができたこと、歩み寄る為の方法に近づくことができたことが素晴らしいと思いました。
がん細胞が5〜10mmになるまで10〜20年かかること、専門的なガン治療の段階的なこと、腸内環境とがんの関係性などお伺いできてとても勉強になりました。
身体にあった免疫療法、白血球・リンパ球を痛めないでガンを死滅させるとても安全な腸内細菌叢移植は、腸内環境を整えながらがん治療ができることがとても素晴らしいです。
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「腸活」が一般化し、菌に関する話題も日常的に耳にするようになりました。暗い検査室で細菌検査用の培地を作ったり、実習生のお世話をした日々を思い出すと、細菌や微生物のイメージが大きく変わったことを実感します。「クオラムセンシング」や「化学物質によるシグナル伝達プロセス」などの専門用語も一般に普及し、菌の能力や役割が再評価されています。腸内細菌は人の健康に欠かせない存在であり、彼らの共生を感謝し、その住環境を整えることが健康維持に繋がると考えます。暴飲暴食は、絶食絶水のもとなのです。フローラバランス検査の可能性についてお話しします。
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がん治療に腸内細菌叢移植を加えることにより、がんの発症予防、他のがん治療法の効果を高めること、がんの再発・転移の予防、QOL(生活の質)改善の可能性があります。腸内細菌叢移植により免疫、代謝機能を改善し、がん患者さんに有用な治療法の一つになることを目指しています。今回は、乳がんの患者さんに腸内細菌叢移植を使用した症例を提示します。
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水中での長期安定性が知られる1μm未満の微細な気泡“ナノバブル“は任意の気体を封入することが可能である。シンバイオシス(株)は特許を取得した製造法でより長期に安定するナノバブルNanoGAS®︎を開発し、バブルの中に抗酸化作用を有する水素を封入し、一般的に摂取が難しい気体を“飲める“形状へと進化させた。NanoGAS®︎基礎研究では、水素NanoGAS®︎水の飲水による酸化ストレス軽減効果に関して、これまで得られてきた結果も含め、一般的な利活用への可能性について報告する。
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ばいきんまんは悪だろうか?
アニメや映画にはしばしば悪役が登場する。彼らはたしかに主人公サイドに害をなし、時にはそれを楽しんでさえいる。けれど、現実はもうすこし複雑だ。私たちは物事の「悪なる側面」を見つけると、その存在自体を「悪なるもの」と混同してしまいがちだけれど、実際はそうとも言い切れない。悪玉菌と呼ばれる細菌たちは、私たちに何をしているのか?彼らはいついかなるときでも悪なのか?彼らはどうしてそこにいるのか?複雑な腸内生態系を読み解く足がかりに、悪玉菌と呼ばれる菌たちを簡単に紹介したい。
※学術大会当日は時間の都合上、ご挨拶のみとなりました。後日撮影した動画をアーカイブ配信しております。
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今回のトークセッションは、作る楽しみ、食べる楽しみ、そして広がる笑顔、子供たちのために活動されている3人の女性の想いや経験をお話しいただきます。
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長年の臨床医としての経験に基づき、「子どもを直接みる、子どものあらわしているものをみる、よく子どもを観察し、そして診断、その後に何を子どもと保護者へ伝えるか」ということを、「子どもをみることの大きな意味合い」という観点からご講演いただきます。
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2023年5月から始まった「自閉スペクトラム症(ASD)に対する新規糞便微生物移植法(FMT)の有効性と安全性に関する特定臨床研究」では、水素ナノバブル水を含む糞便微生物叢液(SHIN-1)を使用し、重度・中等度・正常域のASD児30名に適用した結果、重症度が統計的に有意に約30%低減した。特に重症域28名中19名(約68%)が軽症化し、安全で侵襲の少ない治療法として注目される。この新規FMT法は、ASD治療のみならず他疾患への応用も期待されている。
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アンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。
学術大会に関するアンケートにご回答いただき、誠にありがとうございました。皆さまからいただいた貴重なご意見やご感想は、今後の活動や来年の学術大会等に役立ててまいります。
また、ご参加いただいた方にインタビューのご協力をしていただきました。動画は以下よりご覧いただけます。
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