学術大会

腸内フローラ移植臨床研究会 第10回学術大会【参加申込受付開始】

一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会は、2026年9月27日(日)に第10回学術大会を開催いたします。

記念すべき第10回大会の基調講演には、大阪大学の片山 泰一先生をお迎えし、近年大きな注目を集める「腸―脳相関」をテーマにご講演いただきます。

本講演では、ADHDモデルラットを用いた最新の基礎研究(行動特性と脳内ドーパミンの関連)をはじめ、身体的負担の少ない新規「NanoGAS®-FMT法」によるASD児30例の特定臨床研究について徹底解説。 学術誌『Frontiers in Pediatrics』掲載*¹の最新データをもとに、中核症状の改善や安全性、E/Iバランス仮説に基づく今後の展望まで、神経発達症治療の最前線を一挙に紐解きます。

現在、7月20日(月)まで期間限定の「早割価格」にてお申し込みを受け付けております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

※プログラムは随時更新してまいります。
*1:出典:Front. Pediatr. (2026) 14:1767346. doi: 10.3389/fped.2026.1767346

開催概要

会期2026年9月27日(日)
スケジュール開場 9:00 / 開会 10:00 / 閉会 17:00(予定)
懇親会17:30 開始予定
開催形式ハイブリッド開催
(現地会場 + オンラインライブ配信)
会場リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション
大阪市北区中之島 5-3-68
アクセスマップはこちら

お申し込みについて

  • 早割価格締切:2026年7月20日(月)23:59まで
  • 通常参加締切:2026年9月24日(木)12:00まで

一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会
第10回学術大会

9:00 開場

10:00〜 開会・午前の部

開会の辞

代表理事 田中 善(医療法人仁善会田中クリニック理事長・院長)

腸内環境が決めるがん免疫
~免疫を高めるのではなく、使えるようにするために~

演者:萬 憲彰(医療法人医新会よろずクリニック理事長・院長)

座長:麻植 ホルム 正之(医療法人LAGOMライフクリニック蓼科 理事長・院長)

潰瘍性大腸炎に対する水素ナノバブル水前処置によるFMT効果増強の2例

演者:城谷 昌彦(城谷バイオウェルネスクリニック 院長)

座長:喜多村 邦弘(医療法人喜和会 喜多村クリニック 理事長・院長)

水素NanoGAS®水を活用した低侵襲性大腸内視鏡検査の標準化に関する研究

演者:三戸岡 英樹 (芦屋三戸岡クリニック 院長)

座長:城谷 昌彦(城谷バイオウェルネスクリニック 院長)

12:15〜 昼休憩(お弁当付き)

13:25〜 午後の部

腸内環境再設計™としてのNanoGAS®-FMT ~メンタル症状・自閉スペクトラム症への臨床的可能性~

演者:御川安仁(医療法人 ふたまた会ナチュラルアートクリニック 院長)

座長:川井 勇一(医療法人悠亜会かわい内科クリニック 理事長・院長)

基調講演

腸―脳相関に基づく神経発達症治療の新展開 ~ADHDモデル動物研究からASDに対するNanoGAS®-FMT臨床試験まで~

演者:片山 泰一 (大阪大学大学院・連合小児発達学研究科 研究科長 分子生物遺伝学研究領域 教授 附属子どものこころの分子統御機構研究センター センター長)

座長:田中 善 (医療法人仁善会田中クリニック 理事長・院長)

水素NanoGAS水の還元力が生むFMTの『土壌作り』と腸洗浄のメカニズム

演者:清水 真 (シンバイオシス株式会社 上席研究員)

座長:喜多村 邦弘(医療法人喜和会喜多村クリニック 理事長・院長)

15:35〜 休憩

閉会の辞

専務理事 城谷 昌彦(城谷バイオウェルネスクリニック 院長)

17:30〜 懇親会

“基調講演『腸―脳相関に基づく神経発達症治療の新展開 』
―ADHDモデル動物研究からASDに対するNanoGAS®-FMT臨床試験まで―

片山 泰一 先生

大阪大学大学院・連合小児発達学研究科 研究科長 分子生物遺伝学研究領域 教授
附属子どものこころの分子統御機構研究センター センター長

近年、腸内細菌叢と脳機能との関連を示す「腸―脳相関」が注目されている。

本講演では、まずADHDモデルラットを用いた基礎研究について紹介し、腸内細菌叢の変化が行動特性や脳内ドーパミン動態と関連すること、さらに健常動物由来FMTによって過活動行動が改善することを示す。
続いて、抗生物質投与や腸管洗浄を必要としない新規NanoGAS®-FMT法を用いたASD児30例の特定臨床研究について解説する。

Frontiers in Pediatrics誌に掲載された成果を中心に、中核症状および周辺症状の改善、安全性、腸内細菌叢の変化について報告する。さらに、E/Iバランス仮説や神経伝達物質との関連を踏まえ、腸―脳相関に基づく神経発達症治療の可能性と今後の展望について考察する。

片山 泰一先生 プロフィール

博士(医学)。大阪大学助教、浜松医科大学准教授等を経て現職。 同附属子どものこころの分子統御機構研究センター長を兼任。 『Molecular Psychiatry』、『Molecular Autism』、『Nature Cell biology』等の トップジャーナルに論文を多数発表。近年は国際学術誌『Frontiers in Pediatrics』等に、 自閉スペクトラム症(ASD)に対する腸内フローラ移植(FMT)の 特定臨床研究論文を発表するなど、新たな治療アプローチの社会実装を牽引している。

午前の部

『腸内環境が決めるがん免疫』
ー免疫を高めるのではなく、使えるようにするためにー
近年、腸内環境は免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の効果を左右する重要な因子として注目されています。しかし腸内細菌の役割はICIだけにとどまりません。腸内環境は樹状細胞による抗原提示、CD8陽性T細胞の活性化、メモリーT細胞の形成、さらには腫瘍微小環境(TME)の再構築にも深く関与しています。

本講演では、最新の研究成果をもとに、腸内環境がどのように抗腫瘍免疫を制御し、がんの再発予防や長期寛解に寄与するのかを解説します。また、放射線治療、温熱療法、樹状細胞ワクチン、NKT細胞療法などとの関連についても触れながら、「免疫を高める」のではなく「免疫を使えるようにする」ための統合的ながん治療戦略について考察します。

『潰瘍性大腸炎に対する水素ナノバブル水前処置によるFMT効果増強の2例』
潰瘍性大腸炎(UC)に対する腸内フローラ移植(FMT)が近年注目を集めているが、腸内の酸化還元環境が「移植細菌叢の定着・増殖及び治療効果」に与える影響については十分に検討されていない。今回われわれは、FMT施行前に水素ナノバブル(NanoGAS®)水を複数回注腸投与することにより腸内環境を還元状態へと誘導しその後のFMTの治療効果が増強されたと考えられるUC症例2例を経験した。いずれも従来治療に難渋していたが、水素NanoGAS®水前処置を加えたFMTにより臨床的寛解が得られた。以上のことは、水素NanoGAS®水による活性酸素種・窒素種の選択的消去が、腸内酸化ストレスを低減し、偏性嫌気性菌などの定着・増殖に至適な還元的腸内環境の形成をもたらしたものと考えられる。本発表では消化器疾患分科会で検討された2症例の経過を詳述するとともに水素NanoGAS®水前処置がFMTの新たな方法論となり得るかについて考察する。
『水素NanoGAS®水を活用した低用量大腸内視鏡前処置の標準化に関する研究』
大腸内視鏡検査において、良好な腸管洗浄は病変発見率および検査精度に直結する重要な要素である。
しかし従来の経口腸管洗浄法では、大量飲水による飲用負担や排便回数の増加に伴う患者不快感が大きな課題となっている。近年、ナノバブル水は洗浄作用や浸透特性への影響が注目されているが、大腸内視鏡前処置への応用に関する報告はほとんどみられない。

本研究では、水素NanoGAS®水を用いて調製した低容量腸管洗浄液の有効性および患者受容性について探索的に検討した。その結果、水素NanoGAS®水を用いた低用量前処置は、少量の洗浄液でも良好な腸管洗浄効果を示し、排便回数の減少と患者負担の軽減に寄与する可能性が示唆され、低用量大腸内視鏡前処置の標準化に向けた基盤データとなる可能性が示された。

午後の部

『腸内環境再設計™としてのNanoGAS®-FMT』
ーメンタル症状・自閉スペクトラム症への臨床的可能性ー
自閉スペクトラム症に対するNanoGAS®-FMTでは、我々の臨床研究により一定の有用性が示された。
本講演では、その知見に簡潔に触れたうえで、当院で経験したメンタル症状および自閉スペクトラム症関連症状の症例経過を提示する。
不安、抑うつ、易刺激性、睡眠、感覚過敏などの変化を通じて、腸―脳相関を基盤とした「腸内環境再設計™」の臨床的可能性と今後の課題について考察する。
『水素NanoGAS水の還元力が生むFMTの『土壌作り』と腸洗浄のメカニズム』
現代の食生活によって酸化した腸内環境に対し、NanoGAS-FMT法が臨床現場で実証された「効果と腸洗浄のメカニズム」について解説します。がんや潰瘍性大腸炎が「免疫や炎症の制御」を主軸とするのに対し、論文発表されたASD(自閉スペクトラム症)では、「腸脳相関」を介して脳機能へ直接アプローチする点が他疾患と大きく異なります。
本発表では、水素NanoGAS®水がどのように腸内の酸化ストレスを中和し、ドナーの腸内細菌のレシピエントへの定着・増殖を最大化するのか、その『土壌作り』に迫ります 。さらに大腸内視鏡検査時の下剤量を半減させ排便時間を短縮するメカニズム 、工業分野での超微細検証の一端も交え、NanoGAS®-FMTが切り拓く未来を総括します。
パネルディスカッション『健康医療の可能性』と質疑応答
パネラー:
・片山 泰一(大阪大学大学院・連合小児発達学研究科 研究科長 分子生物遺伝学研究領域 教授)
・専務理事 城谷 昌彦(城谷バイオウェルネスクリニック 院長)
・理事 萬 憲彰(医療法人医新会 よろずクリニック 理事長・院長)
・理事 麻植 ホルム 正之(医療法人LAGOM ライフクリニック蓼科 理事長・院長)
・理事 喜多村 邦弘(医療法人喜和会 喜多村クリニック 理事長・院長)
・理事 川井 勇一(医療法人悠亜会 かわい内科クリニック 理事長・院長)
・三戸岡 英樹 (芦屋三戸岡クリニック 院長)

座長:代表理事 田中 善(医療法人仁善会 田中クリニック 理事長・院長)

事務局・お問い合わせ

本大会に関するご質問、お問い合わせは下記事務局までご連絡ください。

一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会

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