過敏性腸症候群 20代男性 -糞便微生物叢移植症例紹介
症例紹介 20代男性 過敏性腸症候群
要約
過敏性腸症候群(+SIBO)に対して行ったFMTの症例
基本情報
患者様: | 20代男性 |
主治医: | ルークス芦屋クリニック |
移植担当医療機関: | ルークス芦屋クリニック |
初診時情報
病名: | 過敏性腸症候群 |
発症時: | 14歳〜 |
移植目的: | 疲れやすい 下痢 ガス 肌トラブル(アトピー含む) |
主訴: | 14歳頃より腹部膨満感、ガス、ゲップが多く一日中張っている感じがあった。起床時が特にひどくだるくて起きづらい。学生時代は不快感ありながらも無理して頑張っていた。幼少時からちょくちょく下痢はあった。病院ではIBSと診断受けている。CF(4−5年前)小ポリープ(+)指摘され切除。 |
服薬中の薬: | イリボー、コロネル、ビオフェルミン、モビコールなど効果なかった。 |
既往歴: | |
経緯、家族歴、生活習慣、サプリメントの利用状況など: | 祖父:胃がん、糖尿病、祖母:高血圧 |
移植情報
移植期間: | 2019年9月25日〜2019年11月14日 |
移植回数: | 6回 |
移植初回〜移植終了までの変化: |
【1回目移植時問診】 【2回目移植時問診】 【3回目移植時問診】 【4回目移植時問診】 【5回目移植時問診】 【6回目移植時問診】 |
腸内フローラバランス 比較データ
血液検査の変化: | 2回実施 |
POMS2スコアの変化: | 2回実施 |
本人の体感(アンケートより): |
返信なし |
評価・考察
移植評価: | 症状の中程度の改善 |
有害事象の有無: | なし |
移植終了後の変化: |
3回終了時に腹部症状の改善、皮膚症状の改善認め、追加の3回(計6回)の移植を施行。 同症状以外に髪のつやが出てきたことに喜ばれていた。 |
移植総評・考察: |
最初の目標の腹部症状の改善があり、効果はあったものと考える。 |
以上
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